「この作品を作る人は、どんな人なのだろう。」と
知りたくなることはありませんか?


ビーズワークをメインに制作されている作家の皆さまに
じっくりとお話を伺って、
作品に込める想いやモノヅクリへの信条を、
エピソードをまじえてお伝えいたします。


あなたの心に響く作家さんに出逢えますように。


【聞き手】
  日本コスチュームジュエリー協会 代表理事 木坂牧子


第3回は、La Stradaさんです。


【Profile】
La Strada(ラ ストラーダ) 神奈川県横浜市在住

コスチュームジュエリー作家
2001年娘の幼稚園の手芸でビーズ出会い、翌年から作品の委託販売などを経験。その2年後の2004年 『La Strada〜ラ・ストラーダ〜』を立ち上げ横浜元町にビーズ教室を始める。
2010〜2017年 YUMI KATSURAパリコレアクセサリー制作部門の藤原綾子氏のアシスタントとして技術提供。
2011年と2012年はパリへ行き、現場での生のパリコレを経験。
2017年からマリゼミ3期生として参加。
現在はSUNゼミのオーガナイザーとして、コスチュームジュエリー研究家 渡辺マリ先生の元でコスチュームジュエリーの勉強を続けています。
下北沢の店舗や銀座のギャラリー、大阪のショップにて作品を販売。活動内容や新作は、SNSにてUP中。






夢に向かって歩いていきたい
La Stradaという名前は、イタリア語で、「道」という意味です。地の果てにある夢に繋がっている道は、希望の光の道。時には走り、時には歩いて、マイペースで前に進んでいきたい。そんなコンセプトです。




うずくまるような時期もあった
過去、何年間か、全く作れなくなっちゃった時期があるんですよ。長い長いスランプに苦しみました。以前のように、アイデアも湧いてこない。どうしてだか、やる気も起きない・・・。本当に辛かった。作ることができない自分になって初めて、「作れる」ということ、何もかも当たり前じゃないんだと気が付きました。

そこから立ち直ったのは、作ることがやっぱり好きだったから。「作ることに夢中になれていたあの頃に戻りたい」「また、作りたい」その強い思いは消えなかったんですね。

そして、2015年、コスチュームジュエリーアワードで、株式会社ユミカツラインターナショナル賞/審査員特別賞 渡辺マリ賞を受賞したことが、復活の兆しとなりました。もう、これで駄目なら、すっぱりとコスチュームジュエリーは諦めようと思いながら、必死に身を絞るように創り上げたこの作品が上位入賞を果たし、やっぱりコスチュームジュエリーを作るのは楽しいなぁ、嬉しいなぁと情熱が自分の中に蘇るのを感じました。





今が幸せ
スランプのお陰で、作れることに心の底から幸せを感じます。地獄のような時期を乗り越えたからこそ、幸せをこんなに深く感じることができるのだと思います。

この幸せを何よりも大切にしたいと思うので、大切なものを守るためなら、と、自分自身を変えることに抵抗がなくなりました。私は、性格的に激しやすいところがあって、昔なんかは、作品に少しでも批判的なことを言われると、必要以上に攻撃的な物の言い方をしてしまったりしていました。自分の感情をコントロールできなかったんです。

一緒にコスチュームジュエリーを学ぶ仲間が出来、人との接し方を軌道修正して、随分、昔と変わったと自分で思います。変なプライドよりも、仲間が大事。どちらが上でも下でもない、フラットな人間関係を築けた仲間と一緒の時間が、本当に心地よく、ずっと大切にしたいと思っています。





「品格が上がる」コスチュームジュエリーを
私が目指すのは、身につけた人が、自然と背筋が伸びるような、品格が上がるコスチュームジュエリー。ご本人も、周りの人も、実感するような作品が、私の目指すコスチュームジュエリーです。

そういうコスチュームジュエリーを身につけたら、メンタルも変わる。それくらいの力を持っているのが、最高のコスチュームジュエリーだと思います。

作家として、La Stradaらしさを出したいとは思いますが、作品が、全面に出るんじゃなくて、むしろ90%。その90%が、その人の魅力を110%引き出して、200%にしちゃう。自分の魅力が200%になったら、それはもう幸せですよね!そういう作品を作れたら理想です。





美しさへの徹底した探究
ネックレスで、ビーズの大きさが中心から外に向かって小さくなるタイプのものがあります。サイズグラデーション、というんですけれど、作家さんの中には、単に「大きいのから小さいのへ、ビーズを通せばいい」という認識の方も多いです。

あれは、首が細く見える効果を意図したデザインなので、グラデーションをしっかりと設計しないといけないんです。つまり、どこでサイズを切り替えるか、そして、そのサイズ感。緻密な設計が必要です。

私は、美しいサイズグラデーションを作るため、「コスチュームジュエリーの女王」と言われるミリアム・ハスケルのビンテージを買い求めて分析/再現して、研究しました。





後進のために
レジンや新しい接着素材などの普及が、ハンドメイドを手軽なものにしましたが、細やかなビーズワークで作品を生み出す作家も数少ないながら存在します。私は、その一人。先陣切って、先駆けとして道を切り開き、後進の作家さんたちがより先へ進めるように頑張りたいな、と。あと20年は頑張る覚悟でいます!




 

 ギャラリー 


これは、2021年 AJCコンテストで、大賞 内閣総理大臣賞を取った「執着鶏頭図」という作品。ビーズステッチ(*1)とプラバン(*2)の技法を主に使って、アートだけれども、身につけるコスチュームジュエリーとして、伊藤若冲の世界観を表現しました。日本画は学んだことはありませんが、若冲を漫画絵で真似て描いて、それを再現。180㎝くらいの背丈の首が細くて長い白人女性が着用する想定で。

(*1)ビーズステッチ:針と糸でビーズを編む技法
(*2)プラバン:プラスチックの板に絵を描いて切り抜いたものを加熱し、パーツを作る技法













 
手が届く範囲に、創作に必要なすべてがあるアトリエ。




 

=La Stradaさんの連絡先=

 naokohaya@icloud.com
   090-3698-4203





SNS

 


 

La Stradaさんの作品は、ここで購入できます!
relan vintage(リランヴィンテージ)
実店舗 大阪南船場(2024年8月に立売堀へ移転)
WEBSHOP
 

 

Costume Jewelers Company(コスチュームジュエラーズカンパニー)
実店舗 東京下北沢

 

 

 

受賞歴

2010・2011年 AJCコンテスト クリソスクリエイター賞
2011年 ビーズアートジャパン大賞銀賞
2015・2018・2020年 CJC 審査員特別賞
2019年 アクセサリーミュージアム公募展
    ・アクセサリーミュージアム賞
    ・大場ようこ賞
2021年 AJCコンテスト 大賞 内閣総理大臣賞
2022年 コスチュームジュエリーアワード2022
    審査員特別奨励賞受賞
2023年 誠文堂新光社
    コスチュームジュエリー大全
    作品掲載
2023年 TEN×TEN神戸元町
    第1回KOBE COSTUME JEWELRY大賞
            優秀賞受賞

 

 


La Stradaさんの作品を、ぜひ、リアルでご覧ください
■2024年12月末までの催事
8/28(水)~9/2(月) 展示販売(大阪梅田)
12/10(火)〜15(日) 11:00〜18:00(最終日 15:00) 展示販売(東京銀座)

 



お問合せください

虫めがね 市販のアクセサリーにないものをお探しの方
作家の自由な発想と緻密な手仕事で、
イメージを超えるジュエリーをお届けいたします。

 ✔ 個性を装いで表現
 ✔ スタイリングをアップグレード
 ✔ 舞台や撮影の衣装

「作家紹介」のページに掲載の作品について、 購入/レンタルをご希望の方は、 当協会もしくは作家にお問い合わせくださいませ。

ご要望に沿って作家/作品をお探しいたします。
オーダーも可能です。

個人/法人、コスチュームジュエリーに関するあらゆるリクエストにお応えいたします。
ご相談ください。

日本コスチュームジュエリー協会
info@jcja.or.jp
090-9610-0343




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【お問い合わせ先】
日本コスチュームジュエリー協会 
info@jcja.or.jp