新しい企画がスタートします！
「この作品を作る人は、どんな人なのだろう。」と
知りたくなることはありませんか？
ビーズワークをメインに制作されている作家の皆さまに
じっくりとお話を伺って、
作品に込める想いやモノヅクリへの信条を、
エピソードをまじえてお伝えいたします。
あなたの心に響く作家さんに出逢えますように。
【聞き手】
日本コスチュームジュエリー協会 代表理事 木坂牧子
第1回は、道家太紀さんです。
【Profile】
道家 太紀（どうけ たき） 熊本県在住
アメリカ滞在中にコスチュームジュエリー制作をはじめる。
帰国後は、作品展の開催やコンテスト参加を定期的に行い、 あわせて教室活動（アトリエNature主宰）を継続中。
自分に合ったアクセサリーが欲しくて
私は、背が平均より高くて、ジュエリーも「少し長さが足りない」ということが多くて。自分好みのものを探すうち、「自分で作っちゃったほうが早いかも」と思ったのが、アクセサリー作りのきっかけです。そのころ、夫の仕事の関係でアメリカに行くことになり、子どもの日本語学校のママ友から、作り方を教えてと頼まれて、集会所みたいなところで集まって、皆で、テグス編みをしたり。もう、25年くらい前･･･もっと前かも。一緒にモノヅクリするのが、本当に楽しかった。
褒められる喜び
アメリカの人って、いいと思ったものはすぐ褒めてくれる。スーパーで買い物していても、「すごい！どこで買ったの？」とか。言葉があまり良く分からなくても、褒めてくれていることは伝わって来て、そういうのが、すごく楽しかったから、ハマったんだと思います。
また、ちょうど、近くにビーズショップもありました。ビーズや天然石がいっぱい。向こうの人は、アクセサリーも迫力がすごい。クリスマスの時期には、立体のクリスマスツリーやサンタさんがどーんとついているバングルがあったり！ 日本人は、こうは作らないよね、と思いつつも、その空気にふれていたから、ボリュームのあるコスチュームジュエリーに全然抵抗を感じないのかもと思います。インパクトのあるものが作りたいって、思うんです。
学ぶのも教えるのも大好き
知らないことを習うのが、大好き！テグスに始まり、針と糸で編むビーズステッチ、かぎ針で編むクロッシェ、ワイヤーワーク･･･次は何？次は？というくらい、夢中で新しい技術を学びました。
教室は、20年以上通ってくれている生徒さんもいます。「先生、次はどんな新しいことをやるんだろう？」と興味津々に思ってくれてる。教室というよりは、サークルみないな感じかも。手芸部の部長さんみたいな。
ビーズは、お料理
こんなお洋服に、こういうジュエリーがあったら素敵だろうな…とイメージを膨らませて、デザインに合うビーズや素材をセレクトします。ひとまとめにして袋に入れておくと、時間が経っても、その袋を開けてみれば、「あ、そうそう。こういうイメージだった」と、すぐ蘇ります。ちょっと手が止まったときは、その袋のまま、しばらく『冷凍保存』。素材をひとまとめにしたパックは、10個も20個も、いつもスタンバイ。味付けされるのを、待っています。
身につける人に喜びを
私の創るジュエリーで、人が少しでも喜んでくれたら嬉しい！
展示会のときに、「ジュエリーを着ける自信がない」と仰っていた方がいらして。背が高くて、スタイル抜群で綺麗な方なのに、自信がないと。その日、私は、パールの3連のロングネックレスを着けていたんですけど、「あなたの着けている、そのネックレスが欲しい。」と言ってくださって、たまたま、もう1本、同じものを作ってあったので、着けて差し上げました。そしたら、すごくよくお似合いで。ご本人も素敵だと思ってくださったようで、「今日は、このまま帰ります。」と着けて帰られました。喜んでもらえたことが、本当に嬉しかった！
お宝パーツを求めてパリへ
コロナが落ち着いたので、久し振りにフランスへ行って来ました。100年以上続く老舗の真鍮パーツショップや、手芸店、蚤の市にも足を延ばしました。レアなパーツを発見すると、一気にテンションがあがります。「こんなパーツ、見たことない」とワクワクしてもらいたい。
■真鍮パーツショップ■
サンプルボードは、2000枚以上あったそう。とても一日では見きれない！
何でもパーツに見える
この貝殻を見つけたのは、ハワイのインテリアショップ。「これ、穴をあけたらパーツになるんじゃない？」と思って。自分の好きな色じゃない色も、作ります。私が好きじゃなくても、お客さまは、好きな色かも知れないし。自分の好きな色がないと、ガッカリですもんね。だから、いろんな色の作品を作ります。
和をテーマにした作品
帯締めをパーツにできないか･･･と。あれやこれや試して、ひと結びしたときに、あ、なんかいい感じだ…と思って。
古いロザリオが、新たなジュエリーに
このネックレスは、ロザリオをパーツとして使いました。バラバラにして、新しいバランスで12連のネックレスにリメイク。黒なのに軽やかに見える･･･というのを狙って、グレーを合わせてみました。
東京神宮前にて、
青森の梅村里美さんと二人で作品展をなさいます。
（会期中、連日在廊）
【ギャラリー】
＝道家さん情報＝
taki_chan_jp@yahoo.co.jp
公式サイト＆SNS
教室
アトリエ Nature（ナチュール）
| 熊本市内・南阿蘇 |
作品の購入はこちらから
南阿蘇アトリエ/Instagram
| ２０１３年 AJCクリエーターズコレクション 銅賞 | |||
| パリ・ルーブルカルーセル受賞 | |||
| ２０１４年 AJCクリエーターズコレクション 銀賞 | |||
| ２０１５年 スワロフスキー クリエイトユアスタイル 特別賞 | |||
| コスチュームジュエリーアワード 金賞 | |||
| ２０１８年 コスチュームジュエリーアワード 特別奨励賞 | |||
| ２０１５年～２０１８年 AJCクリエーターズコレクション 佳作 | |||
| ２０２２年 コスチュームジュエリーアワード 佳作 | |||
| ２０２３年 コスチュームジュエリーアワード 奨励賞 道家さんの作品を、ぜひ、リアルでご覧ください ■2024年12月末までの催事
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✔ スタイリングをアップグレード
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日本コスチュームジュエリー協会
info@jcja.or.jp