1613年(慶長18年)、仙台藩主伊達政宗公の命を受け、ヨーロッパへ渡った支倉常長ら慶長遣欧使節。
その一行を乗せ、太平洋を往復した木造洋式帆船が「サン・ファン・バウティスタ」です。


その復元船を繋留・展示しているのが、宮城県石巻市にある「帆船ミュージアム」。
船を取り巻くドッグ棟と小高い丘の上の展望塔からなる、ガラス張りの曲線が美しい、気品高い造形の博物館です。


実は、私が関わった建築物で、今回の震災で最も心配したひとつが、この帆船ミュージアムでした。
曲線の計算が非常に困難な建築物でしたが、それだけ手間をかけただけに思い入れもひとしおです。


調べてみたところ、やはり海に面したドッグ棟は壊滅したとのこと。
でも展望棟と、シンボルであるサン・ファン・バウティスタ号は、一部損壊したものの、生き残ったそうです。


いつか、何らかの形で、元の美しいミュージアム再建にまた関わらせていただきたいと思っております。


帆船ミュージアムのサイトはこちら。
http://www.santjuan.or.jp/index.html

この夏の電力不足回避策の切り札として、すべての家庭と企業でエアコンを最新の省エネタイプに買い替えるという記事を取り上げている経済誌があったり致しますが、実はこれ、まったく現実的ではありません。
なぜならエアコンを作っている国内メーカーのほとんどが出荷を停止し、新規注文を受けていないからです。


この原因は、エアコンの動作を制御する基盤を作っていて、かつ国内シェアのほとんどを占めていた会社が被災したためです。
つまり、この会社の基盤を使っているすべてのエアコンが作れなくなったばかりでなく、該当する基盤が故障しても直せないという事態がすでに起き始めています。


昨年の夏も、猛暑でエアコン不足という問題が発生しましたが、今年の夏はそれの比ではないというのが、設備関係業者の一致した見解です。
いわゆる家電量販店でも、現在抱えている在庫以上の販売は9月末ぐらいまでできなくなるはずですので、買い替えなどをお考えの方々は、できるだけ早い対応をオススメ致します。


次に不足してくるのが衛生陶器類、つまり便器などや、配管類。
材料や継ぎ手等の不足に加え、被災地復興優先がものすごい高騰を呼ぶとの見方もあります。


そうすると、すでに契約し新築住宅建設をしている方々に、契約金額の上積みがいきなり通告されたり、価格高騰を吸収しきれずに倒産し建築途中で放り出されるというようなことも考えられてきます。


もしこうしたことに当てはまる方が知人等も含めていらっしゃれば、できるだけ早い対応や確認をアドバイスして差し上げて下さい。

イタリアの声楽界の格言だそうです。

1ヵ月以上ぶりのコーラス練習を再開するにあたって、ご指導くださっている先生が最初に言った一言が、これでした。


そして、「今日からはこの心を持って歌っていきましょう!」とも。


練習再開の日でもありましたが、ミニコンサートの日でもありました。


まずは「Jupiter」から。


Everyday, I listen to my heart. 一人じゃない。

深い夢の奥で繋がってる・・・

・・・いつまでも歌おう、あなたのために・・・>


会場のあちこちから、すすり泣きが聞こえてきました。


二曲目は「瑠璃色の地球」。


<夜明けの来ない夜はないさ、あなたがぽつり言う・・・

悩んだ日もある、悲しみにくじけそうな時も。

あなたがそこにいたから、生きてこられた。

朝日が水平線から光の矢を放ち、二人を包んでいくの。

瑠璃色の、瑠璃色の地球>


すすり泣きが会場全体に広がっています。


ラストの三曲目は、「生まれた町へ」。


<城跡にそよ吹く風に、より添い歩く君の

柔らかな髪にまとわる、淡い桜ひとひら

遠い昔に愛したような、そんな君に見せたくて>


何人かは、号泣に変わってきました。


<生まれた町へ、生まれた町へ帰って来たよ

生まれた町へ、生まれた町へ

あの鐘の音で育った町へ>


本当に嵐のような拍手をいただきました。


被災者の方々への祈りをこめて、これからも歌っていきたいと思いました。