1613年(慶長18年)、仙台藩主伊達政宗公の命を受け、ヨーロッパへ渡った支倉常長ら慶長遣欧使節。
その一行を乗せ、太平洋を往復した木造洋式帆船が「サン・ファン・バウティスタ」です。
その復元船を繋留・展示しているのが、宮城県石巻市にある「帆船ミュージアム」。
船を取り巻くドッグ棟と小高い丘の上の展望塔からなる、ガラス張りの曲線が美しい、気品高い造形の博物館です。
実は、私が関わった建築物で、今回の震災で最も心配したひとつが、この帆船ミュージアムでした。
曲線の計算が非常に困難な建築物でしたが、それだけ手間をかけただけに思い入れもひとしおです。
調べてみたところ、やはり海に面したドッグ棟は壊滅したとのこと。
でも展望棟と、シンボルであるサン・ファン・バウティスタ号は、一部損壊したものの、生き残ったそうです。
いつか、何らかの形で、元の美しいミュージアム再建にまた関わらせていただきたいと思っております。
帆船ミュージアムのサイトはこちら。
http://www.santjuan.or.jp/index.html