12/9に、もじもじ先生と同じ理由で不当に逮捕された、Nさんのご子息からのメッセージ | 高知・コスタリカ友好交流を創って行く会

高知・コスタリカ友好交流を創って行く会

 この会の趣旨目的は、平和学の調査研究です。特に、国連平和大学の「ジェンダー&ピースビルディング」つまり「人間関係学」と「修復的司法」をテーマに研究中です。
   「良きコミュニケーションのあるところに、平和は生まれます」

http://ameblo.jp/kansai-tokyo-kyuen/entry-11436744463.html より転載

支援者の皆さま、また本日お集り頂きました皆さま、このような機会を頂きまことにありがとうございます。
心より感謝しております。
この度の父への突然の逮捕は家族一同、誠に驚き当惑しております。

父は私が幼い時から弱者の立場にたつことを教え、95年の阪神大震災では、当時父が勤めていた会社に休暇を申請し、数週間にわたってボランティアを行っておりました。
その姿勢は60歳を過ぎた今も変わらず、昨年の大震災では大阪から複数回にわたり東北の現地を訪れボランティア活動をし、かたや和歌山で災害が発生すればそちらにも駆け付け救援活動を行っておりました。

父には私の息子を含め4人の孫がおり、もうすぐ5人目の孫の出産をひかえております。
そのような父が、孫の世代を思い、安心できる社会を望んで必死に世間に呼びかけていたところを突如逮捕されました。
12月9日の家宅捜索では、一般家庭に7人もの警察官が踏み込み写真をとり私物を押収しました。
これまで弱者を思い行動してきた父が警察官の指示で腰に縄をまかれ連行されました。
同じく60歳を過ぎた母が事情をつかめず立ちすくんでおりました。
孫に囲まれて楽しいクリスマスを過ごす予定だった父はプレゼントを買う事もできず今も見張られた生活をしているのです。

原発やがれき受け入れのような国民の健康に重大な影響があるかもしれない決定が下される時に、官邸前や梅田の中心で国民の必死の叫びが鳴り響かない社会はむしろ不気味ではないでしょうか。
ごくごくありふれた私たち家族は、原発やがれきの受け入れの複雑な論点を主張する術(すべ)はございませんが、弱者の立場にたって実際に行動し、人に危害を加えるでもない父が自由に意見を主張できる社会こそが民主主義であり平和な社会だと痛感しております。

社会的には名も無き父ですが、家では大切に慕われる父であり祖父です。
「見せしめ」として逮捕した無名の国民にもその帰りを待ち心配しているたくさんの家族や友人がいます。
父の即時釈放を待ち望んでおります。
皆さまのご支援、誠にありがとうございます。