詩文や禅画(禅宗の精神などを表した絵画)なども多く残っており、臨済宗中興の祖と言われています。
この白隠禅師が残したと言われているものに、「坐禅和讃」というものがあります。
坐禅というのは、いわゆる坐禅のことで、和讃とは梵語や漢語などで書かれている仏教の教義などを、日本語に直して称えたものです。
つまり、坐禅和讃とは、坐禅の本質や目的を、日本語で民衆にもわかるように解説したものなのです。
その一説に次のようなものがあります。
衆生本来仏なり 水と氷の如くにて
水を離れて氷なく 衆生の他に仏なし
「私たちは皆仏と同じ心を持っている。それはちょうど、水と氷のようなもので、水がなければ氷がないように、私たちを抜きにして仏はない」という意味です。
ともすれば、悩み、苦しむ私たちのような"衆生"にも、本来仏と同じような心がある、仏と同じようにすべてを与えられている・・・・・・
このことを自覚して励みなさいと、優しく諭してもらっているように感じられて、好きな言葉です。
高田先生の著書『念起こるこれ病なり 継がざるこれ薬なり』でも、坐禅和讃について紹介しています。
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