呼吸をコントロールすることで、自律神経を間接的にコントロールし、体の機能を整えることができます。
このように、呼吸は体の健康に大きく関係してきますが、呼吸は体だけでなく、私たちの心にも作用します。
意欲的で、前向きに生きたいと願う人は多いと思います。
東洋ではこのような生き方を可能にする一つ方法として、「気」というものが大切にされてきました。
「気」と「心」の関係や定義というのはいろいろとあり、少し抽象的な話になってしまうので、ここではこれ以上触れませんが、大森曹玄老師の話をあげてみたいと思います。
山岡鉄舟ゆかりの高歩院の住職で、禅僧でありながら、剣の道でも有名な大森曹玄老師は、この「気」に強い関心をもたれていました。
老師によると、気は心を載せて働く一種のエネルギーで、形もなく、重さもない心と、形もあり重さもある体を媒介し統一する力だと解釈しています。
呼吸法によって、この「気」というエネルギーを大きく変えることができるのです。
そして、「気」を変えることで、心の平安を得るということが、呼吸法の大きな目的の一つなのです。
呼吸で心身を健康にし、前向きな人生を歩めたら素晴らしいですね。
そのためにも普段から呼吸には気をつけたいと思います。
呼吸法については、高田明和著『責めず、比べず、思い出さず』に記述があります。
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