今日の曲は「雨の日と月曜日は私を憂鬱にする」というタイトルですが、両方重なってdouble negative(意味違う)です。
でも、これでこの曲を思い付いたのでブログ的には「よし」としましょう。
Rainy Days and Mondays by Carpenters
1971年、もはやオールディーズです。でも今聞いても新鮮。
発音もクリアで聞き取りやすく、カーペンターズから英語の世界に入った人も多いと思います。
What I've got they used to call the blues
Nothin' is really wrong
Feelin' like I don't belong
最初は2番の出だしからです。
歌の「ブルース」も憂鬱の方もどちらも「ブルーズ」。R&Bも「リズム&ブルーズ」。
カタカナ英語はメリットも多いと思いますが、発音だけは注意しましょう。
次の「I don't belong」ですが、Tracy ChapmanのFast Carという曲でこの逆の表現「And I had a feeling that I belonged」も出てきます。
洋楽では「belong」を『所属する』という組織的な属性ではなく『居場所がある/ない』といった心理的な一体感/孤独感を表す言葉としてよく使われます。
英語とは関係ありませんが、友人であれ家族であれ恋人であれ、この「I belong」という状況が意識できる時って幸せだなー、って思えます。
Funny but it seems I always wind up here with you
Nice to know somebody loves me
Funny but it seems that it's the only thing to do
Run and find the one who loves me
次は2番の後のブリッジからです。
「wind up」は辞書を引くと『ネジを巻く』という日本語が最初に出てきますが、ネジ巻きなんてすっかり見なくなった昨今、もっと重要でよく使う意味があります。
「wind up ~ing」という形でも頻繁に目にしますが『結局~になる、最後に~になる』という言い方です。
I got too drunk and wound up missing the last train.
はい、先週末僕は正にこの状況でした。。。orz
What I feel has come and gone before
No need to talk it out
We know what it's all about
最後に3番の出だしです。
この歌の日本語訳を載せているサイトは多いですが、この「talk out」を「speak out」と勘違いして『口に出す』としている人が多いですね。
そもそも「talk」と「speak」ですが、極論すると
talk=相手と会話する
speak=口から言葉を発する(相手は関係ない)
という違いがあります。
プラス、「speak out」の「out」は『外に』という方向を示しますが、「talk out」の「out」は「we can work it out」のように『最後まで』という意味を動詞に与える副詞です。
なので、この歌詞では『(話合って)結論を出す必要もない』と訳出した方が次の「We know what it's all about」にも繋がってすっきりするでしょう。
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と書いてる間に雨は上がりましたね!
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