邦画はなぜダメなのかと問われたが「プロデューサーが低脳で脚本家が白痴だから」と即答し関係者を激怒
あまりお気に召さるな。わたしがそう感じているということではない。そりゃそうだろう。そういう立場の人たちと何らかの接点があるわけではない。したがって、わたしがそう考えるわけが無いのである。 同時にだが、菊地秀行氏のように歯に衣着せぬ物言いをするタイプのご仁は、失うものも大きいのが世の常。そういうことを分らぬままに口にする人物となれば愚かしいのだが、それを判った上で口にできる人間ということであれば、覚悟をもって口にしているということだろう。
そういう所に感動するのである。まして、匿名免罪符の元で口にした話ではない。 否定し、腹を立てるのも良いのだが、そういう人間も居ようか~と落としどころをみつけておかれては如何だろうか。 一億二千万分の一の考えに過ぎぬ話である。
いや懐かしいねぇ~
わたしが云ったわけではない。
菊地先生が以前仰った言葉であるからして、気を付けて読んで欲しい。
ただね、そう感じたことをストレートに発信しておられる菊地先生に私は感動する。
そう、あのころは… 魔界、エロス、バイオレンスが三種の神器。
菊地秀行先生、夢枕獏先生が双璧だった時代。今から三十数年前か。
でもね、当時の菊地先生の魔界都市新宿のデビュー作。
申し訳ないけど、文章としては酷いものだったよ。ブッチャケ云ってさ。
あの頃の私は、一緒に純文作品読んでいたから余計にそう感じたかもしれない。
吉行にドップリだったからね。
それにしても、けして達者とは思えなかった。しかし、見事に流れを作り、流れに乗った。
やはり"ドクターメフィスト"という主人公が愛されたんだろうね。
主人公が愛されたと云えば、門田泰明先生の「黒豹シリーズ」の主人公、黒木豹介特命武装検事も忘れてはならない存在。こちらの先生の文章も酷かった。申し訳ないが、最初のころは読めた代物ではなかった。
「ドンドンドン、ドンドンドン」。あのベレッタをぶっ放す擬音が読みたくて、高浜砂霧を妄想したくて読んでいただけ… 。てか、少なくないんじゃありませんか ? 高浜砂霧を妄想したご同輩は(笑) でもね、大好きでした。黒豹シリーズ。
門田先生のシリーズごとの表紙用の写真も又いい味出してましたねぇ(笑)
で、何が云いたいかといいますと、嗣人氏の作品に被ってくるのですが…
また後程、感想文で書きますワ♬