◆ハラールを巡る世界の動き「シンガポール」から | 異端のTourism Doctrine

◆ハラールを巡る世界の動き「シンガポール」から

グローバルポスト(米国)が伝える、ロイターシンガポール支局からの報道をかいつまんでご紹介させていただきましょう。


2014年のムスリム国際観光旅客はついに、一億人を突破し1億8百万人にまで成長したようだ。

私どもの試算から申し上げるなら、この規模に到達するのは今年ぐらいとみさせていただいていたが、思いの外市場の成長速度が速いことがわかる。


同時に国際観光支出をみたとき既に1450億ドル(日本円換算 17兆円)規模まで成長していると報じられている。これは全世界の国際観光支出の1割に達する数字である。2013年あたりの数字と比較すると円安が進んでするので円換算するととてつもない数字になる訳だが、どのみちその存在感は際だつ。


この二つのことだけを見ても次のことが言える


旅客、消費支出ともに既に世界トータルの1割を占めるようになっているということは、イスラーム社会の市場バランスがとれ始めてきたことの裏付けと観ることができるだろう。わかりやすく言うのであれば「イスラーム社会の中流化」が進み始めている結果ということになる。

それを牽引しているのがASEAN諸国の台頭ということになるのだが、これはさておく。


これまで旅客人口の伸びこそ緩やかなカーブだったが、相変わらず国際観光支出に関しては抜きに出た強さを見せていた。これは一部の富裕国が牽引した結果であり、その旅行スタイルがもたらした結果だった。それが2013年を境に急速に『大衆化』し始めていることの現れといえるだろう。


さて、そのホットな市場の皆さんに人気の観光地であるのが「シンガポール」ということのようだ。

グローバルポストが報じるところではイスラーム教徒がもっとも安心して行ける「非イスラーム教国」の観光地としてシンガポールは絶対の信頼をムスリム市場から得ていると報じられている。名だたる国際観光都市や観光先進国を押さえ、多くのムスリムツーリスト達からの支持を得ている。


それは他民族と多様な文化に支えられた受け皿の確かさといえば判り良いかもしれない。

礼拝に不便もなく、ハラールの確かさ、国の安定感、目立たないアンチイスラーム活動。様々なファクターがシンガポールを訪れるムスリムツーリスト達に優しい受け皿となっている。


ハラールライフスタイルは世界の旅行業界にとって主要な構成要素である。世界のツーリストの「目的地」は、その多様性や多様化に適うべく一生懸命になるだろう。と記事を結んでいる。


はい。であるからして・・・この日本がどうあるべきかといえば・・・国の成り立ちが違う以上、別に慌ててシンガポールに倣う必要はない。


1、認証団体と認証取得事業者がそれぞれの取り組みをまとめ、ガバナ

  ンスを構築すること。

2、イン・アウト・世界を見据えた汎用上のロジックを持ち、可視化させるこ

  と。

3、けして偏らずFaithfully & Faith 多種多様な進行やライフスタイルへ

  の取り組みを進め、日本スタイルの「ユニバーサルスタンダードサービ

  ス」を創り上げること。



~了~