◆インバウンドツーリズム・次の「キーワード」
さて~一服ターイーム!!
◆基本的尊厳へのアプローチ
宗教と信仰派生するツーリズムが次のステップであり、リスタートである。という点においてはやらせて頂いたつもりである。
もちろん、これからが本番であり、制度設計や資源造成の上で重要な場面を迎えることになる。
では・・・次に来るものはなにか?ということについて触れておきたい。
本当は2020年を目標に取組の可視化を進めたいところではあるが・・・
さて、ツーリズムをライフスタイルの1つの姿として想定した時。
人種、言語、宗教と信仰、性別という、守られるべき「人間」の基本的尊厳へのアプローチは外せないということに立ちかえるべきだろう。
国は入らないのか?という疑問も出て当然。
当研究所において掲げる「Cosmopolitanism」という考え方からするのであられば、「国」は二次的構成因子でしかない。
だだしこの点においては「Cosmopolitanism」そのものが私どものイデオロギーから派生したものである以上、マジョリティーを標榜するつもりはなく、一つの考え方という以外何ものもない。
研究者によっては人間の基本的尊厳に「国家」を含める方もおられるだろう。
それはそれで良いだろうし、至極当たり前の考え方だと考える。
ここで申し上げていることは「観光」ではなく、「ツーリズム」を考える時のスタート位置として理解して頂ければ良いだろう。
そして、これら尊厳へのアプローチこそインバウンドツーリズムにおけるファイナルアンサー(フルっ)なのですよ。
取りあえず「宗教と信仰」はスタートしたよね。
次は「言語」へのアプローチだよ!
これは「地域振興事業」「文教化振興策」「国際交流振興策」と多様な結節点を見出すことが出来るので絶対に進めるべき取組なのよ。
大袈裟かもしれないけど、Tourism への取り組みは国創りと、とても近い処にあるのです。多様なアプローチを許すということは、それだけ様々な因子が含まれているということ。
これからの日本をどんな国にしていこうか・・・と考えた時。外部と接触する機会であり、窓口となる「ツーリズム」の有り様や「設計図」はとても重要です。
ここで申し上げる「言語」へのアプローチを、ゲスト向けの「多言語化」への勧め程度に考えられては「観光」の域を出ることは出来ないでしょう。
答えが見えている人には見えてるだろうね。ここで言わんとしている考え方の答えだけどね。
まぁ、いきなり答え書いたところでキ○ガイ扱いされるのがオチですからね~
世界は「私」にとってもっと面白くなる。。。それが本来のTourismの姿だと思うなぁ~
◆アメリカが年間7000万人の観光客を集める訳
さて・・・実態はともあれ、先に述べた守られるべき「人間」の基本的尊厳であるところの人種、言語、宗教と信仰、性別を資源化させることに成功している国が唯一ある。
それが「アメリカ合衆国」であり、年間7000万人の外国人観光客を集める「アメリカ」のもうひとつの顔である。
実は「観光立国アメリカ」ということをご存知ない方は意外に多いのだ。
ここに上げた4つの「資源」を事細かに洗い上げることは必要ないだろうね。
ニューヨークのウオールストリートや、ワシントンをはじめ主要な都市圏では「昼時」ともなると、ビルの前には「ケータリングカー」や「キッチンカー」をはじめとするお弁当屋さんが軒を連ねる。
「ハラール」「コーシャ」「ヴィーガン」「ベジタリアン」「グルテンフリー」「ローファットミール」と様々な食事制限に対応したお弁当が並ぶ光景は、正に食の世界博覧会の様相だ。
そこには様々な宗教はもちろん言語や人種が入り乱れることになる。
飯を食うのにストレートもゲイもない。
7000万人集められるというのは「トレンド」が成しえる数字ではない。
絶対的な存在感がポピュラーを形成している。
そこに息づく夢や希望は、凡て「尊厳」と繋がっている。
マジョリティーを追い求めていただけでは7000万という数字は作れない。
これが例え偶像、虚像、蜃気楼、幻、実像であったとしても国際観光旅客の7000万人が毎年、アメリカを訪れるのである。
それこそがアメリカという国の「ストーリー性」であり、開拓期から今日に至る連続性として息づいてきた結果であり国の裏付けだろう。
まだまだ、先は長いって。。。この国が、外国人観光客7000万人達成するのは・・・2050年以降ダベ。
それまで・・・大丈夫か?今の切り口、今の考え方、今のやり方で。
またまたご機嫌が悪くなったら・・・2年前、3年前の轍を踏むことになるのは目に見えてるんでございやすがね~