◆インバウンド市場における「危機管理・リスク管理」をビジネスに変える
インバウンド市場における「危機管理・リスク管理」をビジネスに変える
次のキーワードがこれ。
1年~2年以内にビジネスとして登場することになるでしょうね。
ここで書いたから・・・もっと早いかもw
インバウンドツーリズム事業と「危機管理・リスク管理」を繋ぎ、可視化した事業者が制空権を握ることになるのは確実です。
何故か・・・簡単です「必要」なのに「無い」からです。
この辺りの考え方は私の根本的な考え方になるのですが、その辺りはまた機会を見てご紹介させて頂きましょう。
現在のインバウンド市場に対する取り組みは、かつての「産めよ増やせよ」の時代に相応するものです。国家成長戦略上、訪日外国人市場の成長は大命題です。
2020年の訪日外国人観光客の規模は2000万人達成に現実味が帯びて来ましたね。しかし、方や「危機管理・リスク管理・情報管理」という点においては「置いてきぼり」であり、出入国管理局の「基本情報」に頼らざるを得ない環境が続いています。
2014/08/03のNHK日曜討論・どうする観光立国日本でも、国土交通省政務官殿が、観光庁を中心に2015年には富裕者層に対しては1年間までビザを免除する~という政策の検討が進んでいることを公言していました。
ここでもまた、根本的な制度設計は置き去りにされた格好です。それが「危機管理・リスク管理・情報管理」です。
ここから先は国の現行制度上(出入国管理局集中)、これら訪日旅客市場の成長が齎す「危機への備え」~即ち、危機管理及びリスク管理には限界があることを忘れてはならないでしょう。
入国したことは掴める、出国の有無は掴める。されど足取りは掴めず。
危機管理とリスク管理は一見「金」にならないビジネスとなりそうな匂いを孕んでいます。その為、これまで放置されてきました。
国は「金」になることが判り易いビジネスを推進させるため様々な奨励策を民間に落としこんできます。
しかし、逆に考えてみては如何でしょうか?
「足取りを掴むために」「足取りを掴む」「足取りが掴めたら」
こう考えるとビジネスチャンスは広がるでしょうし、それぞれのタイミングをコンテンツ化することが可能になるでしょう。
同時にこれらが、ビジネスとして「成立」した際に齎す公益は、国、自治体、公共団体という大きな枠組みの中で存在感を際立たせることが出来るビジネスに成長するでしょうし、アドバンテージになることは必至です。
「危機管理・リスク管理」だけではありません。この考え方に基づくなら「安全管理・セーフティーネット」という考え方も、同じ軸の上に成り立ちますね。
FIT(個人旅行)市場は、とかく公的機関や国内事業者との関係値は希薄になりがちであり、活動も広範囲に及びます。そういう意味では管理もし難く、邪魔くさい市場ではあります。
しかし、必ず食事はするでしょうし、必ず寝泊りはするのです。トイレにも行くでしょうし、ネットも使うでしょう。バス、地下鉄、電車、タクシー・・・凡て使用するのです。もちろん観光地にも行くでしょう。コンビニ、スーパー、レストラン、食堂、彼らの出没先は枚挙にいとまありません。
先日も書かせて頂きましたが、危機管理のありように関しては「自治体」「公共団体」「民間事業者」が考え方を変えていく必要があるでしょう。
私どもがこのブログ記事で書き綴らせて頂いてきた「自治体型プライベートビザ発給ビジネス」であり、国営施設、自治体運営施設におけるゲスト情報エントリーシステムであり、衝動型市場向けコンテンツビジネスはつまるところ「発生しうるリスク」に対する備えをビジネス化するという考え方に基づいたところからスタートしています。
残念ながら「役所」の仕事には限界があるでしょう。
「民間」の無限の創造力と付加価値志向に基づいたチャレンジが「国を守る」という考え方に結びついた時、安全と安心をビジネスとして展開出来るようになるでしょう。
国、自治体、公共団体は「民間」の主たる事業者との懇談を通じ、リスクコントロールをビジネスとして成り立たせるための取組を進める時期に来たのではないでしょうか。
同時に主たる業界団体はこの国を「入れ物」として商売のネタにするわけです。公益に資する取り組みの一つとしてビジネス化を考えてみては如何でしょうか。例えば「JATA」なんかの事業としては面白いですし、なんら不自然ではないでしょう。業界の繁栄は国の安寧あればこそです。
様々な国でのトラベルマートも必要でしょうが、安心と安全への取り組みも団体の存在意義でしょう。是非ご検討頂きたいと思いますね。
本当はHISさんに単独でやってもらえると「スカッ」とするんだけどね。
カジノも本格化しそうだし・・・良いタイミングですがね。
イギリスでは、ついに「不穏分子」のパスポート召し上げが法制化される模様です。不安定な国際状況、ISISの蛮行が報道されるようになり、メディアからはまたしても「イスラーム」に関連した言葉にブラインドがかけられているようです。
難しい話しではないでしょう。「備え」があれば必要以上に過敏になる必要はないでしょう。「備え」が無いから一挙一動をセンシティブに受け止めなくてはならないのです。
外国人観光客を受け入れる上でなにが必要か、どの様な制度設計が必要か・・・と考えたグランドデザインを描き切るだけで良いのです。
目先の利を追いかけるから制度設計が後付けになるのです。
ハラールにしてもそう。ムスリムフレンドリーにしてもそう。
智慧のある事業者の登壇をお待ちしたいと思います。