◆ハラールを巡る世界の動き「第1章」
オーストラリアの「抗ハラールキャンペーン」のご紹介。
また、随分とド派手な「抗ハラールキャンペーン」のロゴマークである。
まるで、日本がハラールへの取り組みを進めているのを知っており、私達に注意喚起を促している様なロゴだ(笑)
一応、ロゴにサイトへのリンクを貼っておいたので、内容を確認しておいて貰ってもよいだろう。
ロゴ同様に記事の内容もストレートである。
ハラールサフィティケーションは、テロの資金の温床だ~的な内容はもとより、政府のハラールへの取り組みに関しても言及している。
念の為、もう一度申しあげておくが、私や当研究所は「ハラール」容認派であり、推進派である。(爆)
ただし、「世界」を知った上での「容認派」ということであるからして、そこを間違わないで頂きたい。したがって自分達のイデオロギーを「Cosmopolitanism」と呼ぶことになんの衒いも無いのだ(この辺りの自惚れは如何ともしがたいorz)。
日本の国に足りないのがここではないだろうか。
こういう情報が流れない。紹介されない。オーストラリアでは既に数度に渡ってこういう取り組みが顕在化している。今回は今年の9月に再度スタートしたキャンペーンの様だ。
私にするなら、これこそが「成熟」の証だろうという風に、ある種好意的に捉えさせて頂いている。
みんながみんな、イワシの群れじゃあるまいし、一方向へ向けて雪崩れ込むという情景は、観ていて何やら気色悪い。ネガティブ情報が表面化していない現状は、ある種扇動的とも思える。
以下のリンクは「シドニー・モーニング・ヘラルド」へのリンクだ。
http://www.smh.com.au/national/one-nation-in-sticky-spot-over-antihalal-campaign-20130725-2ql3o.html
更に、この動きに対するムスリム社会の反応もお伝えしておかなくては、片手落ちだろう。
オーストラリアの食肉加工施設(輸出市場向けと畜場)は2013年に100%のハラール化を完了している。したがって、我が国に輸出される牛肉の「凡て」がハラール牛であるということを知っておく必要はあるだろう。
即ち、市場が望と望まざるとに関わらず、「オーストラリア産」牛肉を食べるということは、ハラール牛を食べるということになる。それも100%の確率でだ。
昨年あたりで35万トン程度の輸入量だったと記憶している。
アメリカ産の牛肉と、併せ50万トン。
国内牛を併せると100万トンを超える牛肉が「消費市場」に出回っていることになる。
そのうち、35%がハラールなんだなぁ~スーパーで並ぶときには、ハラールマークが付いていないだけなのよ~だから、日本人はみんなハラール牛肉食べてるのぉ~
そのことに抵抗がある方、他宗教を邪教と断ずる皆様は【国産】黒毛和種、和牛、交雑、ホルスを食べることをお勧めしたい。
また、この数字は次の章とも関係してくるので、是非押さえておいて頂きたい。
要は、押さえるべきところは押さえておくべきだ。ということに他ならない。
オーストラリアがこの反応と云うことは、君主国である本家本元でも・・・そう。当然の如く同じような反応であり、同じような取組が顕在化している。
次章につづく。
2014/03/15一部加筆
サイト名「ハラールビジネスの嘘」
日本国内においても、アンチハラールの動きは加速している。
まぁ~対抗軸としては当然の動きであろうし、これでこそある種「正常」と言えるだろう。
しかし、それも「正常」な思考を持ち合わせたオピニオンによるという前提である。
残念なことに、このアンチハラールの動きは、内容がイタダケナイ。品が無い。
そもそも、人が人に対し「駆除する」などという言葉を使うこと自体、人品推して知るべし~お里が知れる~である。
いくら、内容的に一部正しいことが書かれているとしても、こういう品格に欠けた文章を書かれる様では全体的な信ぴょう性が揺らぐというになるだろう。
また、氏の「想像」と「飛躍的な妄想」が支配的である点もイタダケナイ。
現実と空想の世界がごちゃまぜになっている。病理学的、臨床学的検査を必要とするのではなかろうか・・・と心配してしまう次第である。
まぁ~当研究所もハラール認証をサポートしている団体として名前を載せて扱われている様だが、因みに、当研究所は「認証行為」に基づく金品の授受は一度も無い。
ただし、私どもの場合は入り口のカウンセリングによる報酬は頂いている。
同時に私どもの場合、輸出案件においてのみ「要認証」というスタンスである。
これが世界と向き合うスタンスである。
アンチハラールへの取り組みも良いが、折角やるなら品位を失うことなくやって頂きたい。
同時に、オピニオンを任じているなら、「真実」「事象」にこだわり、空想、妄想は排除し、所感で「想像」の域を出ないことを書くのであれば、「文責」を付け、発信に責任を持って頂きたいものである。
文責 一般社団法人 国際観光政策研究所 所長
