◆日本のオリンピック招致委員会はハラルコンサルを入れるべし | 異端のTourism Doctrine

◆日本のオリンピック招致委員会はハラルコンサルを入れるべし

はい。ハラルです。

だって当然なんです。選手の10分の1以上、1000人を超える人達がイスラム教と言う「信仰」をお持ちの方達です。これらの人々が日本のオリンピックで、安心して競技に臨む環境を整えることは最早「責任」です。既に招致委員会の皆さんはご存知だと思います。また、その方面に向けた取り組みをはじめていらっしゃるでしょう。

しかしながら、その取り組みが「声」として発信されていないことに問題があると言えるのではないでしょうか。


必要以上にセンシティブになる必要などありません。

ホスト国として整えるべき資源とインフラは「責任」の範疇でしょう。

責任は明確にしてこそ国際社会からの評価の対象になるのです。


さて、ここで申しあげる「ハラルコンサル」は出来る限り、グループ化することが望まれます。

どこか一か所の「認証団体」「認証機関」に依存するべきではありません。

それは、ともすると日本の「ハラル環境」の今後を左右することになるからです。


マレーシア、インドネシア、シンガポール、サウジアラビア、UAE、ローカルハラール、闇認証、プライベート認証・・・既に様々な形の認証機関が日本の中に存在しています。これをどこか一カ国の制度に基づくとするらなら、それがスタンダードになることが考えられます。

これは避けるべきではないでしょうか。


だとするなら、グループ化を進めるべきでしょう。

このグループ化が齎すものは、日本のスタンダードになる可能性を秘めています。

即ち、これ以降の日本のハラル環境が整備される礎となる、とても重要な機会です。

政府にしろ、官僚機構にしろ、オリンピック招致委員会にしろ、ここは目をつぶるべきではありません。


可能であるなら、オリンピック招致委員会が主催する「ハラル検討会議」らしきものを立ち上げ、主要な「認証団体」「認証機関」「宗教団体」、「学識経験者」でミーティングを重ね、選手村における「ハラル対応」に関し協議、並びに制度設計を進めるべきでしょう。ただし、そこにはノンムスリムも加えるべきでしょう。また、既に取り組んでいらっしゃる事業者も加えるべきでしょう。

同時に徹底した可視化に努めるべきです。


また、関連した食材は凡て国産に拘るべきでしょう。

オーストラリア産の牛肉や、ブラジル産の鶏肉、ニュージーランド産のラム肉は使うべきではありません。将来的輸出市場も見据えた「国産・ハラル食肉」を中心に使うべきです。したがって、正規認証を取得した、輸出に耐えうる「ハラル食肉」と言うことになります。


だれが来ても困らない持て成しスタイルの確立。

あと7年。十分に時間はあります。しっかり進めて頂きたいと考えます。



昨年の今頃、私はこの件に関し「日本オリンピック委員会」「2020東京アリンピック・パラリンピック招致委員会」、当時の石原都知事、猪瀬副知事をはじめとする20名以上の皆さんに提言書を送らせて頂いています。

日本が、オリンピック招致を成功するためには「信仰を持たれる方のための資源造成」が急務である。

さもなくば、オリンピックはトルコ・イスタンブールになると締めくくらせて頂きました。


必要なのです。スポーツで人が動く。

観光庁も言っていますが「スポーツツーリズム」の代表的な姿がオリンピックなのですから。


追 記


日本国内ではトルコの対応に対し、俄に驚きと感謝の言葉が様々なところから顔をのぞかせているようだ。その理由が、日本決定に沸いた同じころ、トルコの国内から「おめでとう東京」なるつぶやきが数多く配信されたことによる。

東京への祝意はこれに留まらない。もっと手厚い言葉がたくさん並べられていたようだ。

トルコが親日家の国。という話しは皆さんご存知だろう。しかし、何故、親日家なのかと言うことになるとどうなのだろう。トルコ建国の父として知られるアタチュルクは日本を手本として国作りを進めたと言われている。和歌山沖の海難事故、海底トンネルの建設、橋梁工事をはじめとする都市インフラでのJV。

最近では、原子力発電所のプラント受注と、日本との関係は深い。

民法の放送局が、決定直後の市民の反応を拾っていたが、どれもが東京を祝福する言葉に彩られていた。

近くて遠い国の「兄弟」たちからの言葉は辛辣極まりなく、はからずも(案の定)溝の深さを露呈する格好になったことは残念だ。

トルコにしてみりゃなんとか自国開催したかったろう。20年に渡る「夢」だった。

次回、トルコが立候補したあかつきには、是非、トルコのサポート役に回って頂きたいと願って止まない。

男を上げた、女を上げた役者が多かった今回の招致結果。

国を上げ、民度を上げたのはトルコだったかもしれない。


本当に穏やかな優しい国民性だ。みんなで観光に行って発展に寄与しましょう。

どなたか、「2024トルコ」キャンペーンでも張りなはれ。