◆鳥肉だってお肉です。 | 異端のTourism Doctrine

◆鳥肉だってお肉です。

ハラル関連の話題には事欠かない昨今。


まぁ~牛肉に関するハラル正規認証取得事業者(私が申し上げる正規認証事業者とは、当該諸国の認証機関、認証団体から認証を取得し、輸出が出来る前提であることが条件だ)は、現在のところ埼玉県と、熊本県の2か所しかない。という話は何度も書かせて頂いた。


しかしながら、熊本県の事業者は一方で、ローカル認証、プライベート認証に相当する事業者からの「認証行為」を受け、日本国内でハラルとして食肉を流通させている。

インドネシアの認証機関から認証を取り、インドネシア政府からの条件が整えば輸出も出来る食肉認証であるにも関わらず、国内ではなんの裏付けもない、ローカル認証に基づいた流通をさせざるを得ない状況があるようだ。


即ち、ダブルスタンダードが顕在化した判り易い状況だろう。

私は、政治家でも官僚でもなく、ましてや司法的判断を加えられる立場ではないが、常日頃申し上げる、国益に基づいた時、どうあるべきということに関しては声を上げられる立場である。


この熊本県の事業者の社長さんとは、メールや電話、そして御面識も頂戴しているが、徳に厚い素晴らしいご仁であらせられると同時に、私も様々な面で影響を与えて頂いた大先輩だ。

その大先輩に、先日、流通機構の専務理事、辞任のご挨拶をメールでさせて頂いた。

詳細に渡っての理由を申しあげることは避けさせて頂いたが、氏ほどのご仁であるなら、推察することは容易だろうと思う。

要は、ルールやガバナンス、国益について声を上げている以上、僅かでもそこにグレーが入り込むことは避けなければならない。それを容認してしまうということは、声が挙げられなくなることに通じるからだ。


さて、ハラルを巡る鶏肉はもっと遅れているのではないだろうか。

要は、正規認証を取った食鳥事業者は、日本国内には私の知る限り存在しない。

ところが、良く判らないハラルの食鳥が市場に出回っている事実はある。

九州、北関東では公然と出回っている。


国はハラルを商品名として位置づけしようとしているのか、ブランド名として考えているのか定かではないが、このままの野放し状態は、日本のこの市場に対する取り組みに対し、国際社会からの懐疑的な目を向けられることに拍車がかかる。

昨日紹介した、沖縄のような事例を考えたとき、一方で真摯に取り組んでいるにもかかわらず、資源造成側の事業者がいい加減、曖昧な取り組みをするようでは、虻蜂取らずの結果を招くことは明らかだろう。


どうか、ハラルに取り組む事業者の方々は、どうあるべきがベストであり、ベターなのかを、信仰をもたれる方と国益を中心に結論付けて頂きたい。


私の行動と意思決定の原理原則は、ここに書き記してきたことが、言えるか言えないかに基づいている。とご理解頂きたい。

いい加減に、駄目なものは駄目、目指すべきは何処かということを、個々の利益を捨てて取り組む時期に来ていることに気付くべきでしょう。