◆「Cubic Tourism」の提言 | 異端のTourism Doctrine

◆「Cubic Tourism」の提言

正直なところ書きたくなかった「タイトル」である。

具体的に形が見えすぎるからに他ならない。

しかし、旅行業界の現状に警鐘を鳴らし、10年後の日本のインバウンド市場を考えた時

この考え方が基本になるはずだ。

現状では「判るけど無理だ」という考え方が実業レベルでは支配的なのは百も承知である。

その結果が従来の「日本型観光」に他ならない。



Cubic・・・「多面体、立方体」と云うことになるだろう。


結論から申し上げて日本の「観光」に足りないだろう、モノの考え方である。

それは、「旅」を造成する提供側の思惑によるところが支配的であるがゆえの結果だ。


事業、ビジネス~収益・・・売れるものを中心に置く

売りたいものを中心に置く


日本のインバウンド市場が成熟を見ない原因はここにある。

管理のしやすさ、グロス収益、効率・・・すべて企業側の思惑と国の制度政策上の思惑に端を発している。


その結果ゲストは「点」でしかモノを捉える事が出来ない現状が窺われる。


外国人旅行者へのアンケートなどが如実にそれを表していると言えるだろう。


何が満足しましたか?食事、温泉、買い物、観光、・・・すべて「点」でしかものを捉えていない結果だろう。


ここには「個」の尊重を垣間見ることは出来ない。

提供側のツールの良し悪し、提供側のコンテンツの創り込みの良し悪しの判断材料となっている。


FIT・・・と云う市場~日本は先進国と比較した時、格段に小さい。

何故これほど小さいか・・・日本のポピュリズムとは「数」の大小が中心的考え方である。

残念ながら「観光」と云う文化においても「数」の大小が支配的なのだ。


先日から、サブカルチャー分野の枠組みを造り込み始めている。

あるグループとの会話で「この世界は国際的な取り組みや、国際的な交流はあるのかな?」という質問をした。

返ってきた答えは、「ないよね~やったことある人がいるみたいだけど・・・人数が少なくて~失敗した」

という答えを頂いた。


人数の「大小」が成功、失敗の判断材料になることが悲しいね~機会喪失の一因だろうね。

誰かがやったけど・・・駄目だった・・・その結果を見て誰も後を追随しなくなる・・・


しかし、「ライフスタイル」として捉えた時・・・10人10色のはずである。

が・・・六十六億人が六十六億色のライフスタイルか?と云うとそうではないのだ。


そう考えると・・・「インバウンド市場」を中心に活動を試みる旅行会社さんにとっては「LCC」がどうした~

キャリアが席をくれる・・・くれないなぞ枝葉末節でしかなくなる。

ようこそ~よくぞゲストを運んでくれました!!と云える「絵」を書くことが旅行業界の生き残る道だろう。

一億そこそこの市場を相手にしのぎを削り、薄利多売を繰り返していくのか・・・

66億人・・・市場規模20億の可能性のある場所に勝負をかけるのか・・・

何年先を見据えた経営をするかによるだろう。


ただし・・・ご存じのように・・・

欧米、オセアニア市場は「旅行会社」の存在に「合理性」を感じているかは微妙だね。

完全に役割がシェアーされているからね~


従って「何が出来るか!!」「何をやろうとしているか!!」が重要なのだよ。


今のところ私は極めて少数派。従って出来上がれば市場を一人占めさせて頂けるのかな?




(注意)

Cubic Tourism・・・と云う言葉は「国際観光政策研究所」所長の独自概念です。