こんにちは、あひるさんです。

 

今日は、今年度1発目のかもしゅう(科目修得試験)でありました。

名古屋に向かいます。洗ったばっかりの愛車でブーンと。名古屋市内は新緑がまぶしかったです。信号赤の時に大急ぎでカメラ取り出したら青になってしまった。もちろん、止まった状態で撮影していますので。

 

場所はいつもの名古屋中産連ビル。

この「いつもの中産連ビル」というセリフも、早いもので3年目になります。残すかもしゅうは今日のものを入れればあと3つ。卒論の必要性や試験のまあまあのキツさもあり、2年では卒業できなかった。とはいえ、今年度は絶対卒業したいと思います。

今日は日大通信のかもしゅうだけ。他の試験もやっているときに比べて人が少ない少ない。

1F入ってすぐの喫茶店も休業。ちゃんと分かっているんだね。日大通信のかもしゅうも、第1回目が一番人少ないですよ。入学したばかりの人は受験できませんからね。

 

今回自分が受験した科目は宗教学概論の1科目だけであります。貴重な持ち込み可の科目です。基本、持ち込みができる科目の方が少ない。だからこれは非常にありがたい。

 

今まで哲学専攻に入ってから、サブの教科も含めて、あまり興味をかき立てられなかった科目はなかった。何だかんだ勉強していたら面白くなる科目ばかりだった。けれども、今回の宗教学概論は申し訳ないんだけれど強い興味関心とまではいかなかったですね。その理由は、宗教学が思った以上に客観的な科学だったことによると思う。

 

宗教学は19世紀に比較宗教学としてスタートしていて、比較宗教学、宗教人類学、宗教社会学、宗教心理学という4つの分野が大きな領域になる。宗教を扱う学問には、他にも神学とか宗教哲学というものもある。これらと宗教学はどう違うのか。

 

神学は特定の宗教の信仰を前提に出発している。その宗教を信ずる立場で理論構築していく。宗教哲学は特定の宗教が対象ではないが、宗教の意味や本質に哲学的手法で迫っていく。宗教学はそこからは距離を取っている。あくまで科学的な視点で、現象として現れてくるものを記述する。

 

だから、宗教の分類、組織形態の分類、儀式の分類といった、表に見えている現象を分類分析したりする。いろいろな宗教を横断的に見ていったりする。人類学のようにフィールドスタディするものもあるし、宗教体験を心理学的に分析したりする。この過程で、宗教というものが横断的に持つ共通点、あるいは特定の宗教の持つ特異点を浮き彫りにしていく。ただし、現象しているものが対象なので、形而上学的な議論はしない。

 

いろいろな宗教の教団の類型を聞いたり、儀式の分類聞いたりするのは、もちろん勉強にはなるけれど、それはあんまり面白くはないんだよな・・・。

 

仮に宗教が関連するのであったとしても、自分の興味はどちらかというと宗教哲学にあるんだということがよく分かりました。宗教哲学というコマがあったら、さぞ自分はフィットしていたんじゃないかと、教科書参考書読めば読むほどそう思いました。

 

すみません、いつもながら前置き長くて。

 

ということで、頭の奥の方でどうしても関心深まらなかった宗教学。ゆえに、試験の準備は深まりを見せなかった。果たしてこれがどう出たかです。

 

試験問題配られまして、ペリペリ問題冊子開けましたよ。

 

そうしたら・・・「えーっ、こんな問題かよ~」という意外な問題が。いやー、それは良くない。正直頭をかかえてしまった・・・。

 

どうしてか。教科書には記述はあるけれど、自分が頼りにしていた下記画像にある参考書には、そこに関する記述がないのよね。たぶん、授業で指定されている参考書籍であれば記述あったんだろう。授業で指定されている参考書籍、リポート作成には使ったんだよ・・・。図書館にあるのも分かっていたから、せめてそれ持っていくとかしていればよかった・・・。参考書籍1冊にせずに、とりあえず使えそうなものは2,3種類持っていけば良かった・・・。

今までの出題傾向もまとめていたが、そこにも出てこない。せっかく持ち込んだ参考書にも記述がない。そうするとどうなるのか。簡単です、教科書を超える話がほぼ書けないということ・・・。

 

ほとんど教科書をトレースしただけで終わってしまった・・・。こういうのは大した点にならないだろう・・・。

 

最後に自分の言葉でまとめようかとも思いましたけれど、中途半端に上滑りないし間違ったことを書いて減点される方が嫌だなと思ってしまった。ただでさえ、宗教系の科目・東洋系の科目とはなぜか相性が悪い。形式に沿っていればいいという話を真に受けて、珍説を書いてめちゃくちゃ減点されたり、先生の印象をめちゃ悪くしたという経験があったので、珍説や間違いの可能性があるものを展開するよりは書かないほうがましだ、と思ってしまった。

 

ハァ~っとため息出ました。これじゃあまりいい評価つかないだろうな。ここまできたら、せっかくだからGPA3.5以上を目指そうと思ってやってきたのに、自分に対してすんごいがっかりです。参考書、持ち込めるもの1冊にせずに、もっと持っていけば良かったんだ・・・。

 

仕方がないので、せめて合格貰えることだけを祈ります。自分の勉強がもう一段足りなかったんですから仕方ないんだけれど、問題が違ったらなあと思えてなりません。

 

後に続く方々にせめてものアドバイスを。そもそもいい点とろうと思ったら、その授業で指定されている参考書には目を通しましょう。持ち込めるなら、その参考書も必ず持っていきましょう。指定されている参考書というのは立派な試験範囲ですから。

 

かもしゅうの話はとりあえずおしまい。いつもの学修状況照会掲げておきます。

試験ではズッコケた宗教学概論ですが、リポート2通提出していたものはどちらも合格していました。1通目はあんまり出来が良くなかったので、ひょっとしたらダメな可能性もあるかなと思っていました。ホッとしました。

 

これで、リポートはあと1通、倫理学概論だけでオシマイです。倫理学概論はスクーリング併用でいこうと思いますので、期日までの1通だけの提出でOKとなるはずです。科目も、卒論を除けば哲学概論と倫理学概論だけになりました。

 

今後の予定。とりあえず倫理学概論のリポート書きます。倫理学概論のリポートは今月中に書いて、6月のスクーリング申し込むつもりです。今年度大学にマストで行かないといけないのは、このスクーリングだけになりそうです。それも寂しいけどな。

哲学概論と倫理学概論は両方ともかもしゅう受験することになります。6月に哲学概論、10月に倫理学概論という順番になると思います。

 

6月までちょうど2か月くらいしかありません。その間、倫理学概論のリポートとスクーリングがあるので、哲学概論のかもしゅうの準備に充てる時間は意外と少ない。

 

卒論の先行研究探索や関連書籍の読み込みも、さすがにこの4-6月でアクセル踏まないとまずいと思います。まあまあやることがあるなぁという思いにかられています。まあ子供たちもそれぞれにGW過ごすようになっているし、GWしっかり大学の勉強に充てようと思います。