こんにちは、あひるさんです。

 

3月も10日になりました。名古屋はウィメンズマラソンであります。そんな名古屋市内に、ニン(息子)は部活の練習試合で出ていき、太郎(娘)は友達と遊ぶといって出かけていきました。いやーすんごい静かだ。

 

尾張の英雄、世界の至宝、鳥山明さんが亡くなられましたな・・・。68歳って早すぎるでしょう。他に死ぬか消えるかどっちかにしてほしい政治家とか評論家とか実業家とかたくさんいるんだが。本当に順番が違う。

 

金曜、仕事中にヤフーニュースで目にしまして、全身の力が抜けてしまいました。物心ついたときには鳥山絵があって、アラレちゃんだのドラゴンボールに育てられ、ドラゴンクエストにどっぷりつかった世代としては、これはちょっと受け入れられない。

 

期せずしてちびまる子ちゃんのまる子の声優をやられていたTARAKOさんまで亡くなってしまうという・・・。

 

一つ二つと、自分の過去がこの世から消えてしまったかのようで、これはとんでもない喪失感だねと、職場の同世代君と話しておりました。

 

自分も先週人間ドック受けました。ぼちぼち自分の世代からも亡くなる人が出始め、これからは死亡率が上がっていく年代なんだということを実感させられております。

 

盛者必衰、万物は移り変わっていくもの。子供たちを社会に送り出して、親やら嫁やら見届けるまでは生きていないといけないとは思いつつも、この世の中にどれだけでも長生きしていたいとは思わない。長生きすればするほど迷惑をかけるだろうから、適当なところで終わればいい、自分そう思うけれど。思いもしなかった順番が違うものがくると、力が抜けてしまいます。

 

春は出会いの季節でもあり別れの季節。そんな風にも感じるものです。ちょうど今週は職場の送別会もあったし。

 

何よりも鳥山明さん、TARAKOさんの冥福を祈ります。

 

さて、この週末は来月に迫ったかもしゅう(科目修得試験)のために、過去問を写真撮りに行きました。月1回に開かれている各地の学修支援センターに行けばよい。愛知の開催は翌週ですが岐阜なら3/9にあると知って、岐阜まで車を飛ばしました。場所は11月のスクーリングでもお世話になった大垣日大高校です。

ちょうど大学の合格発表も掲載されていました。やっぱり日大が多い。うーむ、コメントに困る。

 

春から通信教育部に入学される方、入学を考えている方の相談会が行われている横で、過去問をパシャパシャ撮影。家に帰って年度・回ごとの過去問をExcelでリスト化しました。あとはこれらを練習問題として試験に備える感じですね。

 

宗教学概論の2つ目のリポートも提出しました。テーマは修行に関して。画像真ん中に写っている脇本平也先生の『宗教学入門』が徹底的に分かりやすい。読み物としても面白いのでオススメ。

今回リポートのテーマではないんだけれど、参考文献読んでいて面白いと思った点があるので書きますね。参考文献、岸本英夫(1961)『宗教学』大明堂 です。

 

宗教における修行、東洋の仏教や道教などについては皆さん何となくイメージと思うんですよね。でも、西洋のキリスト教の修行って、思いつくものあります?修道院とかくらいですかね。スペイン語やられたことのある方であれば、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼とかは思いつくかもしれませんね。

 

何でこんなことを言うかというと、東洋の仏教、道教、神道では修行はありふれたものだけれど、キリスト教ではあんまり修行というのはポピュラーなものではないらしいんですね。この理由が面白いなと。

 

理由、大きくは2つありました。曰く、西洋の文化伝統は観念的思考、理性的な思考が強い傾向にある。修行よりもいかに信仰の内容を理解し、それを信ずるかという点に力点が置かれている。これに対して東洋は直観的であって体験的だと。修行という肉体的鍛錬を通じて直接信仰を体現しようとする傾向があるんだとか。

 

もう1つある。こちらの方が重要だと書いてあった。キリスト教などは神を中心とした宗教体系だが、仏教や道教、神道などはどちらかといえば神を立てないで、人間の心を作り変えることが中心になる宗教体系だと言うんですな。

 

キリスト教においては、信仰を深めるものは神と神の恵みであって、人間の努力ではないんだと。人間が努力をすることで信仰を深め得る、自らの宗教的な人格を高め得ると考えるならば、それはむしろ驕りであって、そういう考え方はむしろ邪魔になる。一切を神にゆだねて、神の恵みや救いを求めるという態度になるんだと。

 

これに対して仏教や道教などは違いますわな。修行といった人間の意識的努力によって、宗教的な人格を高めることが、悟りを得るための道になる。この違いは面白いなぁと思って拝読しました。

 

もちろん、キリスト教といったって、一概にそうだと言えないと思うけれどね。マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』という大好きな本にもありますが、カルヴァン派とかは現世で営利をすること、奮励努力することが来世での救いにとっても善いことだとされるわけですから。

 

ということで、あとは4月の試験に向けて頑張ればいいわけです。が、そういう時ほど違う本が読みたくなるのが人情であります。馬鹿だなあ自分、また面白そうな本を見つけて衝動買い。南米コロンビアのノーベル賞作家、ガルシア=マルケスの本。やばい。

 

『お話をどう語るか』。原題は"Cómo se cuenta un cuento"。本当なら疑問文だね。どのようにお話はお話されるか、ですな。

ガルシア=マルケスといえば、『百年の孤独』"Cien años de soledad"という小説が超有名です。昔読みました。ある街に住むある一族の100年を超すストーリーなんですが、これが奇々怪々、登場人物も似たような名前がぐるぐるするわ、呪術的な要素で摩訶不思議なこともあったりするわで、魔境そのものですわ。

(宮崎県のおいしい麦焼酎のことじゃないぞ笑)

 

その魔境をどうやって生み出しているのかに、ちょっとでも迫っていたら面白いな と期待している。こんなことやってる場合じゃないだろ?と言われると何にも言えない。

 

最後に、いつもの学修状況照会をば。

宗教学概論のリポート1通提出と試験申し込みが反映されております。2通目は今日出したので、反映されるのは火曜日くらいになるのではと。それから、令和6年度、2024年度 第1回のかもしゅう(科目修得試験)の申し込みができるようになりました。それも反映されていますね。4月14日だからまだまるまる1か月ある。まだ大丈夫なはず。

 

宗教学概論が終われば、残りは哲学概論と倫理学概論を残すのみです!

 

6月に倫理学概論の東京スクーリングを受けるつもりなので、5月に申込&5月にリポートを出す必要があります。スクーリングの結果が分かるのは7月になるので、その後にかもしゅうを受けるでないと、2通リポートを書く羽目になるみたいです。ということで、倫理学概論のかもしゅうを受けるのは一番最後、10月になるでしょう。

 

哲学概論は6月の末、東京スクーリングと月的には重なります。試験範囲が広いのと、自筆ノートのみの持ち込みになるので、そこそこ準備がいります。4月のかもしゅうが終わってからと言わずに、少しずつやっていければと思います。