こんにちは。あひるさんです。

 

毎日涼しくて快適ですね。一年で一番過ごしやすい時期はいつかと聞かれたら、この時期だと臆さず答えるでしょう。僕以外にもきっと同じ感覚の方多かろうと思います。そう思いたい笑。

 

先日の日曜日に中国語の検定試験、HSKを受験してきました。

 

HSKは中国政府が認定している中国語の検定試験でして、TOEICなどと同じく問題や採点基準など世界共通。語学力として、グローバルに見てくれるシロモノとのこと。

 

 

存在自体は自分が大学生の頃から知っていましたが、当時は検定試験受験しようとは思いませんでしたね。そのときはまだ日本で5,000人/年くらいの受験者数だったみたい。近年増えているようで、今では4万人/年くらいになったとのこと。

 

今回初めての受験。受けた級は下から2番目の2級です。HSKは日本の普通の検定試験と違って、数が少ない方が初級、多い方が上級。今のところHSKは6級〜1級までの6段階。ホームページには7,8級作りますと書いてある。まあ雲の上すぎて僕には関係ない。

 

愛知の試験会場は、日本福祉大学という、これまた行ったことのないところでした。日本とついているがれっきとした愛知県。

裏、写真撮ってないですけれど、日鉄の名古屋製鉄所がデデーンと見えまして、煙突が真っ白な煙をモクモクと吐いておりました。

 

教室の割り当てはこちら。これ見ただけで人数規模がわかる。各級ざっくり30人ずつくらいか。

愛知はこの日日曜日だけでなく前日土曜日にも試験があった模様。これしか人数いないのに、同じ月に2日程あるのがすごい。何か別の理由があるのかもしれません。その大学の学生さんがガバッと受験するとかかな?

 

2級はCEFRのA2とA1の間くらいですから、試験難易度として大したことはありません。「身近な日常生活の話題について簡単で直接的な交流ができ、初級中国語の上位レベルに達している」ということだそうだ。

 

単語数も300語程度、大学1年の後期履修程度だから、第二外国語で1年目の終わりに受けるくらい。まあ実際それくらいのレベル感だったな。

 

試験はリスニングと読解のみ。解答方式はマークシート。リスニング35問で25分。読解は25問で22分でした。

 

試験問題も解答用紙も持ち出しできないので、画像がございません。ですが、いろいろ面白いことがありました。思い出すがままに書きましょう。

 

まず、試験の問題よりも、解答用紙に名前や受験番号をどのように書くかとか、試験の説明をする中国語の方がはるかに難しい笑。置いてある見本を見ながら書いてくださいと言われました。笑うところでないんですが、内心爆笑していました。

 

次に試験の時間の話。試験はサイトにもあるように65分だと思っていたのですが、実際は先ほど書いたようにリスニングが25分の読解が22分。これ、知らなかったんですよ。読解の22分は正直言ってカツカツです。22分で25問って、1問に1分かけられない。試験当日になってそれを知ったので、めちゃくちゃ急いで解く羽目になりました。

 

急いで解いたのに、5分強しか余りませんでした。問題は1発でこなさないといけない感じです。問題文を何度も読んでなんてできない。これは今回一番びっくりしたことですね。上の級になったらどうなるんだろうか、戦々恐々です。

 

3つ目はリスニングですね。リスニングは2級3級だとTOEICと同じように問題文や設問も2回放送してくれます。ただし、1回目と2回目の放送は続けざまに流されるので気が抜けない。次の問題との間の時間も、TOEICより短い気がする。ちなみに、公認テキストの練習問題やテストの模擬問題よりも、実際のHSKのほうが読み上げるスピードが速いように感じた。公認テキストの音声1.1倍などスピード速くできるようであれば、それで練習しておいた方がいいと思いました。
 

4つ目、これは完全オマケですけど、鉛筆の推奨は2Bってこと。HBしか持っていなかったので、マークシートが薄くて判別できないなんてことになっていないか、これまた戦々恐々です。結果出ればわかる話だが。

 

勉強の仕方について。自分はHSKの公認テキストを軸に進めました。公認テキストが一番いいです。模擬問題はリスニングも含めて実際の問題と同じような感じですし。NHKラジオ語学も並行して楽しみながらやるといういつものやりかたでした。

今回はKindle版を買ってみました。ぜんぜん問題ないですね。とはいえiPhoneの小さい画面で見るのはしんどかったので、次からはKindle版ではなく本にしようと思います。音声はダウンロードです。iPhoneで完結できるので、画面が小さくてもいい人はKindle版でもいいのでは。

 

テキストは文法解説もあるし、この1冊で不足ないです。本当なら2周したいところですが、時間的に1周しかできませんでした。それでも合格できますよ。日本が漢字文化圏であるというのは非常にありがたいです。

 

模擬問題もうちょっとやっておきたいということであれば、こちらも公式の過去問をやればよい。TOEICと同じです。公式のやつが一番いい。

 

 

単語は、HSK受験を決める前から持っていたキクタンを使いました。

HSK2級の語彙力は常用漢字300語程度と言われるので、この1冊でカバーできます。実際、このキクタンに載っていない語で出題された語はなかったんじゃないかと思います。

 

試験結果は、およそ1か月後にHSKのマイページに掲載、2か月後に郵送で通知が届くとのこと。今回に関しては合格しているでしょう。心配していません。次はHSKの3級に挑戦したいと思います。大学の勉強もあるので、来春・・・かな。