こんにちは。

 

黄砂の春、であります。

クルマは真っ黄色。空も真っ黄色。何となく喉もガラガラするわ、頭も痛いわ、これは黄砂のせいに違いない。

 

さぞかし地球というか中国奥地のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠は砂漠化が進んでいるのであろうと思い、ネットで検索。

 

ところがどっこい、事実は違うらしいです。

 

中国は国を挙げて緑化政策を行っている。こちらは中国ソース。

 

 

NASAの観測結果でも、ここ20年で中国とインドが地球の緑化に大きく貢献しているのだそうだ。

世界で増加した緑化の少なくとも25%は、中国の貢献によるものだという。中国が貢献している緑化の42%は森林面積の増加によるもので、32%は穀物生産量の増加による。中国は土壌浸食や大気汚染の影響を小さくするために森林保全活動を行っており、その成果が現れているといえる。

一方インドの貢献のうち、わずか4.4%が森林面積の増加によるもので、82%が穀物生産量の増加によるものだ。インドと中国の耕地面積は2000年代初頭から大きく変わっていないが、穀物生産量は2000年から35~40%増加している。両国では増加する人口を養うために多毛作を盛んに行っており、その結果緑化が進んでいる。

・・・いや、ファクトフルネスですねぇ。

 

残念ながら、地球全体としては森林面積が大幅に増えているということでもないらしい。ブラジルのアマゾンなど、まだまだものすごい勢いで森林が減っている地域もあるらしく。

 

 

インドの緑化は耕地面積の広がりによるものだが、中国はそうではなく、植林政策によるものだそうだ。その植林の中には日本のODAや日本の技術によるものもあるみたい。ここには張り付けていないけれど、日本の建設業や土地改良・植林の技術に関するページがいくつもヒットしました。こういう仕事は素晴らしいと思う。

 

最後に貼り付けた、クブチ砂漠という中国7番目の砂漠の緑化については、リンク先に動画もあります。植林のための水をどこから引いているのかはちょっと気になりました。というのも、希少な地下水をくみ上げていて、という話だったとすると、アラル海の縮小のようなことになるんじゃなかろうかと思ったから。

 

けれども、とりあえず動画の中では、増水期の黄河の水を利用しているという話がありました。ということは、今まで単に砂漠に浸み込んでいただけの水、ないしは厄介扱いされていた分だけを植林に活用しているということになるのかな?黄河は下流の大都市での水利用のせいで、渤海に注ぐことなく下流で流れが途切れてしまうこともあるようですけれど、そういった悪影響(と呼んでいいのかどうかもあるが)はないのでしょうか?

 

いずれにしても、緑化が進んで植物が地面を押さえてくれれば、黄砂の発生も少なくなるのでしょう。自分が生きているうちに体験することはないかもしれないけれど。

 

さて、今週も出張やら何やらであわただしく過ぎていきました。久しぶりにゆっくり静岡に行く機会あり、さわやかでハンバーグをいただきました。

油が飛ばないように使う紙がさわやかすごろくになっていました。面白いですね。

いつもながら、本当は家族を連れて来たいのですけれど、休みの日に行こうものなら何時に店に入ればいいか分からないくらい混雑しますよ!この日もド平日のランチでしたが、30分待ちました。30分待ちなんて、さわやかに行ったのなら待っていないも同然です!

 

 

勉強のほう。今週のビッグイベントは令和5年度第1回目の科目修得試験(かもしゅう)でありました。

 

愛知の会場はいつもの中産連ビルであります。

 

今日は日大だけで、他のセミナーやら試験やらはありませんでした。

 

今回受験したのは、2連続白紙提出で単位落としている因縁の西洋思想史Ⅰ。そして、楽しく読み終えて楽しくリポート提出した東洋思想史Ⅰという思想史2連発であります。

 

西洋思想史Ⅰ、さすがに3回目落としたらスクーリングも考えようということで、今回はたくさん勉強しましたよ。iPadを新調して、マインドマップみたいなもので教科書の内容をまとめたり、それ以外にも教科書を読みながらメモを書いて体で覚えようとしたり。

 

 

それでも結構理解は曖昧。プラトンの想起説とイデア論、アリストテレスの実体論、それからリポートで対象とされていたプロティノス~アンセルムスくらいの前期スコラ哲学、このあたりは出ても大丈夫だと思った。

 

参考文献も読んで、普遍論争(普遍は実在するか、名前に過ぎないのか)といったあたりも一応理解した。スコトゥスとかウイリアム・オッカムあたりが出ないかなぁ~と思いながら、2限到来。問題冊子をペリペリめくりました。

 

そうしたら、何と出たのは「イオニア学派と哲学の始まりについて述べなさい」

 

まじかよ。それは想定外だった。。。。

 

てっきりソクラテス、プラトン、アリストテレスとか、もっと難しい中世ヨーロッパが出ると思っていた。

 

イオニア学派に関してはほとんど真面目に復習はしていなかった。ため息しかない。

 

さすがに白紙にするほど何も分からないわけではないので、どんな記述にしようか、問題用紙にぐちゃぐちゃとメモを書いて記述開始。

 

とりあえず万物の始原(アルケー)を求めた人たちだということ、それまでは世界の成り立ちを神話に求めていたのに対して、感覚世界を観察してアルケーを考えるということに舵を切った人たちだということを書いた。

 

タレスは「水」、アナクシマンドロスは「ト・アペイロン」(何か無既定のもの)、アナクシメネスは「空気」をアルケーと考えた話も何とか書いた。

 

でも、ほんとうにこれくらいしか書けなかったなあ。。。。A3半分強は書いたけれど、これ以上に何かは書けなかった。ウィキペディアを見たら、ヘラクレイトスとかアナクサゴラスまでイオニア学派に含めるようなことも書いてある。そこまでは書けなかったなぁ。ヘラクレイトスとかピュタゴラスも、アルケーや生成変化を説明しようとするという意味では同じだということは書いたけれど。

 

まぁSでないにしろ、AかBかCくらい来てくれるだろうと期待しましょう。先生Dだけは勘弁して。

 

 

続いて3限、東洋思想史Ⅰ。こっちは十分に自信あり。リポートも楽しく書けたし。勉強法は西洋思想史と同じです。参考文献も読みながら、教科書・参考書の要点を自分のメモに取って、これをぐるぐる回しました。心なしか東洋思想史の方が読んでいて楽しい。これは自分の昔からの嗜好によるところでしょう。

墨子か、荀子か。荘子か、韓非子かってところだろうな。かかってこいと問題用紙ペリペリペリ。

出たのは孔子。孔子の運命論について述べなさい。こっちも外れた。。。。

 

はぁー(*´Д`)

 

こっちも同じです。どんな記述にしようか問題用紙に言葉を吐き出して組み立て。そして記述開始。

 

『論語』は定命論的記述、天への宗教的確信があって徳がある、善因善果。けれども一方でどうにもならない宿命的現実を嘆く孔子もいる。孔子は宿命をどうさばいたかと言うと、判断停止だった、というお話。「子、まれに言う、利と命と人と」。孔子は利益や運命や仁のことは語らなかった。分からないものは分からないという態度。後代の孟子や墨子などとは違うよ、という話。

 

まぁこれもそんなたっぷりは書けませんでしたな。A3用紙の3/4も書けたかどうか。記述量ではないことを祈ります。Sってことはないんだろうな。AかBかCか。Dだけはこれも勘弁であります。先生よろしくお願いします!!!

 

ということで、久しぶりのかもしゅう、とりあえず白紙だけは避けられました。好成績ではないだろうけれど、おそらく西洋思想史Ⅰ・東洋思想史Ⅰともに何とかクリアーできていると思いたい。いやーよく頑張ったでしょ。そこそこな仕事よりよっぽど頑張ったと思うよ。自分に乾杯🍻

 

ホッとした気分で家に帰ろうと車を走らせていると、相談員の方から連絡あり、愛知の哲学専攻の方をご紹介いただきました。哲学専攻の方はなかなか愛知にはおらず、孤軍奮闘の感がありました。まーサイレントかそうかはさておき、ブログ読者の方にたっぷり支えられている自覚はあるから孤独ではないけれど。

 

僕はこのブログ見ていただいて分かるように、リポート提出&かもしゅうという基本的な単位取得方法ではほとんど単位取れていません。取れたのは持ち込み可の8単位だけ。他はみんなスクーリングとかメディアだけ。しかも、卒論は1年間うにゃうにゃしただけで未だにテーマも決まっていない。

 

とても、自分が何か「こうしたほうがいいですよ」と言えることがない。。。そして、僕の亀のような歩みは、まじめな学生さんに一瞬でぶっちぎられるような気がします。単位はいいんだけど、とにかく卒論だよな。ぜんぜん何も考えられていないけれど、先生に一度相談するしかない。時間取ろう。

 

 

単位取得状況、授業の選択状況、今後の予定目論見、列挙します。

 

リポート提出&かもしゅうという基本的な単位取得方法に関しては、倫理学基礎講読・論理学・保健体育講義Ⅰ、このあたりから進めてみようと思います。次のかもしゅうが6月25日。リポート締め切りは5月25日。3科目やれるかな?頑張ろう。

 

論理学は今季追加しました。論理学は一般教養扱いであり、卒業に必要ではない。特別苦手意識もない。けれども、まじめに勉強したことがない。1年目の哲学基礎講読や今回の西洋思想史Ⅰを通じて、哲学書を読むのに論理学を学んでおくと良さそうだなと思ったので取得することにしました。楽しく学べそうです。

 

次いで足元のスクーリング。

 

今回キツかった思想史のⅡは洋の東西を問わずスクーリングに逃げました笑。それもあるけれど、西洋思想史Ⅰでリポート添削された先生の授業を取りたかったから、というのが本当の動機です。ほんとです笑。

西洋思想史Ⅱは毎週火曜日の夜です。夜にZoomで授業を受けますが、開始が19:00と早いです。とても帰れないので、会社のWeb会議ブースから、携帯電話のテザリング&iPadで授業を受けることにしました。先日1回目がありましたが、めちゃ楽しかったです。先生面白い。たぶんそのうち書きます。

 

メディア授業は昨年の下期に受講した英語学概論を取ることにしました。上手くいけば、夏前には4単位が完成します。

 

 

5月の東京スクーリングも無事に申込完了しました。哲学演習は去年のGWの続きですね。ハイデガーの『存在と時間』の続き。あれから1年が経つと思うと、もう早くて何が何だか。東洋思想史Ⅱはその2週間後。こちらも楽しみです。

 

名古屋からの移動、今回は飛行機にしました。東京の夜景がきれいに見えるといいな。今から楽しみにしております。

 

そう、あのルノアールの日々も再び。ルノアールもきっと僕を待っているのであります。

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仕事引退したら(クビになったら?)名古屋でルノアールやりたい・・・かも。