こんにちは。

 

昨日、太郎がコロナ陽性になりまして。

太郎さんについてはこちら。

 

私も調子が良くなかったので、昼には薬を飲んでおりました。夕方、娘が陽性判定されてからPCR受診しに行ったところ陰性でした。

 

「熱が上がっているときにじゃないと出る判定も出なくなる」、「2回しか診断はできないから次はちゃんと熱が上がったときに何もせずに来るように」と謎の怒られ方をしました。

 

一家で初のコロナ感染だけに、家じゅうバタバタです。自分は昨日から在宅で週内はずっと在宅。嫁も義理の母もパート休み。ニンさんも在宅ですが、こちら授業受けられるのかどうか分かりません。小学校は同じクラスに複数人いるようで、学級閉鎖&Web授業になりました。

 

実はこの小6の娘だけが、ワクチン接種をしておりません。僕は普通にワクチン肯定する人間です。娘ももうちょっと早く受けておけばよかったのか?と思うものです。

 

本人はなかなか辛そうです。高熱と吐き気と咳ですかね。早く治るといいんですけど。残り3か月を切った受験本番でなくてよかったと思うのと、何の後遺症もなく終わってほしいのとです。

 

 

月曜から在宅なんてなかなか久しぶりでしたし、前日は法事でしたので、気分を上げるためにも録音していた番組をかけることから始めました。サンソンでなくてこちらの方。

 

いつもは70年代後半から80年代の特定月のチャートから選曲されるのですが、先日10月23日日曜の放送回は洋楽のライブ特集やってましてね。


80年代で有名どころのライブでしてね。いやー楽しいっす。ラジオ日本様、岐阜放送様のおかげで私は生きています。これからも岐阜で放送し続けてくださいね。願わくばもっと放送局増やしてください。

 

Anyway You Want It / お気に召すまま(Journey / ジャーニー)1980


これは昔 日テレの朝の情報番組「スッキリ」のオープニングで使われていたアレですよ。

 

ジャーニー本人たちのライブ版もいいんですけど、僕にとっては海外ドラマ「glee」シーズン1でやってたパフォーマンスの方が印象にありますな。

キー上げ過ぎているような気がする。CDの、少し落としたやつの方が長く聴く分には聴きやすいと思う。

 

フィン・ハドソン役で主演だったコリー・モンティスが亡くなってからもう10年近く経つのかー。

 

glee見ていた時は自分一番辛い時期だったので、何か複雑なんですよね。作品自体はとてもいいんだけど、見るたびにウッと気持ち悪くなる。嫌だった会社や仕事の思い出とリンクしていましてね。


でも、ドラマは楽しいですし、作中で歌われる曲の数々、現代的なアレンジも素晴らしいですよ。

 


もうひとつ。

 

Jessie's Girl / ジェシーズ・ガール(Rick Springfiield / リック・スプリングフィールド)1981

 

こっちは嫌な思い出もないから普通に乗れる笑。演奏も歌も素晴らしいと思うが、80年代のファッションだけが面白く見えてしまいます。どうしてこういう感じだったんだろうなというツッコミは、40年後に我々も受けることになるわけだが。


ノリノリで楽しいんですが、しかし内容は仲のいい友達に彼女できました。その彼女は俺がねらってたんだよ的な。


基本こうなったら終了ですよね。いろいろ想像するのも嫌だし。歌詞見ればわかるが想像してる。未練タラタラ。

 

こういうシチュエーション、大学のサークルの中でよくあったような気がする。


40のオッサンからは「んなこと言ってないで、早く他行けよ。女なんか他にもたくさんいるぞ」というつれないアドバイスしかない。


曲の解説と和訳の詳細は下記のリンク先からどうぞ。

 

さて勉強のほう。日曜日、いい加減やらないと参考書籍が図書館に返却できないと思いましたので、東洋思想史Ⅰのリポートをやっつけました。リポート作成久しぶりすぎて、実にはかどりませんでした。。。

 

お題は、孟子の性命論について述べよというもの。


性というのは人間の本性のこと。命とはここでは運命観のことです。つまり、孟子は人間の本性や運命をどう考えていたのかという問いです。

 

孟子と言うと、孔子の次の人で儒教・儒学の人、人間の本性は善であるという性善説の人という理解でしたが、今回いろいろ読んで面白いと思ったのは、理論的に迫っていった人じゃないよという教科書や参考書の記述でした。

 

背景に、そもそも当時対立する関係にあった墨子や他の理論家との関係があった。墨子や他の理論家が実利や個人主義を唱えたのに対抗する理論を打ち立てるというのがあって、彼の考え方に至っているという話。

 

理論家ではないよ、については、演繹的に論理展開するのではなくて、「気」とか「行」という修養をもって、理想を体現する。一種の神秘主義というか、体現したところから直観するというアプローチだというお話。

 

そうして直観はするのだけれど、老荘のように社会慣習や政治的状況から自由に「道」を語るという感じではなくて、あくまでそれを儒教・儒学というコンテクストの中で敷衍するものだった、ってお話でした。

 

墨子や他の理論家との論戦の中で、そういう立ち位置を選んでいったという解説、これもなかなかしびれますね。単なる理論家ではなくて、戦う理論家だったというんですね。いやー面白い。

 

運命論のほうは、孟子は徹底して宿命論者だった。「天」が全部決めているんだよと。人間できることなんてわずかだし、その人間の努力修養は天命に何の影響も及ぼさない。けれども、孟子は努力修養が大事だというのですよね。


人間は努力修養することで、徳を育てれば、中国の伝説の名君であった「堯(ぎょう)」や「舜(しゅん)」にすらなれると言うんです。ここはちょっと明確には分からなかったところでもある。それはさておき。

 

今回の参考書籍はこちらです。特に面白かったのは真ん中の新書です。ご興味あればぜひ。


ほんとはもっとゆっくり読みたかったです。孟子の生涯から人性論、運命論、社会観まで。シリーズになっているようなので、今後別の思想家をあたることになった時にも参照したいですね。

 

今回課題をこなしながら、高校時代の思いは間違いなかったなぁーと改めて感じました。東洋思想やりたかったという当時の気持ちがまざまざとよみがえって、懐かしい気持ちになりました。


人生って本当に分からない。これも天命であり、「人事尽くして天命を俟(ま)つ」、その結果はなんだかんだ必ず丸くおさまる何かなのだ、という孟子の教えが何となく自分にも浸みた感じがしました。