暑い夏が続いておりますが皆様、いかがお過ごしでしょうか?
こんにちは、トランペットの角田です。
もともとクーラーが苦手な私もクーラーなしでは倒れてしまいそうです。
昨年も吹奏楽コンクールの話題でブログを書かせていただきましたが、今年も似たような話題になります。
先日、こちらの教室に来てくれている中学生のトランペットの生徒さんが、自分の出演した地区のコンクールのパンフレットを持ってきていたので少し見せてもらいました。
そこで、いくつかの学校に書かれていたある曲が私の目に留まりました。
「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~」
二度の核攻撃を受けた敗戦後の日本人がこうむった、三度目の被ばくの実話が題材になっている曲です。
この曲は作曲家の福島弘和さんが「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」という絵本に出会ったことで作曲したそうです。
映画「ゴジラ」の題材としても扱われるビキニ環礁での水爆実験に実際に被害に遭ってしまった漁船、第五福竜丸。この曲では水爆の破壊力と恐怖、死の灰を浴びてしまった船員の様々な思い、そして平和への願いなどが表現されています。
平和を形作るための様々な要素や手段の中に音楽や楽器の演奏も挙げられます。
辛いことを忘れずに残していく。直接戦火を知らない私にはそれがいいのかどうかまだわかりません。
でもきっと、覚えておかなければならないのでしょう。
まだ私はこの曲を演奏する機会に恵まれてはいませんが、いつかいい形でこの曲に出会えればいいなぁと思っています。