不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)は30平方メートル以上の分譲マンションを賃貸する場合の月額賃料水準に関する調査をまとめた。東京都内の 2011年の1平方メートルあたりの賃料は前年に比べて2.3%低い2972円となった。3000円を割り込むのは5年ぶり。同社では「住宅市場のミニバ ブルの反動が都心部で出ている」(市場調査部)とみている。

 都内の賃料水準はリーマン・ショック後の景気低迷の影響で、2008年の3212円をピークに3年連続で下がった。下落傾向は都心部で強く、東京23区は3062円と08年から1割程度下がった。「都心部の高額物件から移る動きが大きく影響している」。


 

 ただ足元では下落基調に歯止めがかかっている。12月の都内の賃料水準は前月比0.4%増の2936円と、5カ月ぶりに増加に転じた。同社は「賃料の調整がほぼ一巡した結果」とみている。