大京は来年9月に完成予定の分譲マンション「ライオンズ大森西グランフォート」(東京・大田)に、オリックス電力と組んで高圧電力の一括購 入システムを導入する。高圧電力は家庭用の低圧電力より約2割安く、変圧などの費用を含めても約5%安くなるという。さらにマンションの屋上に出力80キ ロワットの大型太陽光発電パネルを設置。電気代の24%削減を見込む。89戸で、価格は74平方メートルで4400万円台など。「電気代の安さを売り物 に、価格を高くしていない」(同社)。
新日鉄都市開発は来年9月に完成予定の「リビオ日暮里グランスイート」に、NTTファシリティーズと組んで、高圧電力受電システムを導入す る。電気代を5%抑えるほか、高効率の給湯器を備えることでガス代も13%減らすことができるという。総戸数は217戸。定期借地権付き物件で価格は70 平方メートル台で3900万円程度。消費者の関心も高く、分譲中の113戸のうち98戸で申し込みがあったという。
太陽熱を利用した物件を予定しているのは三菱地所レジデンス。同社はこれまで東京・駒込(豊島区)など都内4カ所で電力サービスの中央電力と組み、高圧の一括受電システムを利用したマンションを建設。来春以降着工する分譲マンションには同システムに加え、太陽熱給湯システムを導入する。電気代(従量料金)を1割減らせるほか、ガス代(同)を12~15%抑えられる見込み。
高圧電力の一括受電システムを導入したマンションは三井不動産レジデンシャルも建設している。世田谷区の「パークホームズ用賀ヴィアー ジュ」は来年2月、西東京市の「パークホームズ田無サウスレジデンス」は8月完成予定。子会社のマンション管理会社、三井不動産住宅サービスが受変電設備の導入から検針・料金徴収業務まですべて手掛ける。
住友不動産も今後着工するマンションで同システム導入を検討しており、さらに広がりそうだ。