調剤薬局大手の日本調剤は不動産会社などと連携し、複数の診療所が集まる医療モールの開発を拡大する。開業志望の医者を誘致し、モール内 には日本調剤の薬局も出店する。高齢化に伴い処方薬の需要は増えているが、既存の大病院近くへの出店余地は狭まっている。日本調剤はモールの企画から手掛 けることで新規出店につなげる。


 日本調剤が展開する医療モールは「メディカルセンター」。多い場合で約10の診療所が入居している。2010年度末で約30カ所あり、12年度中には50カ所に増やす計画だ。


 新規の開発物件は首都圏を中心に選定する。事業主体となる不動産会社や工務店、ビルオーナーなどから開発案件に関する情報を入手する。高齢化が進むなか、商業施設やマンションなどに医療モールを併設したいというニーズをくみ取る。


 医療モールには、大病院との人脈を生かして独立志望の医師らを誘致する。幼稚園が近い物件には小児科、運動場が近ければ整形外科など最適な診療科の医者を誘致する考え。