日銀は10月末に公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、2013年度の消費者物価上昇率の予想を前年度比ゼロ%台とする 方向で検討に入る。世界経済の先行きが不透明で、日本がデフレから脱却するには時間がかかるとの意見が強いためだ。日銀は1%程度の物価上昇が見込めるま でゼロ金利政策を続ける方針で、利上げはアメリカよりも遅い14年度以降になる見込みだ。


 

 日銀は毎年4月と10月に展望リポートを公表し、2~3年後までの経済・物価の見通しを示している。今回は初めて13年度の予想を明らかにする。物価上昇率の予想は今年度がゼロ近辺、12年度がゼロ%台前半にとどまり、13年度も1%には届かないもようだ。


 

 日銀は物価の安定について、消費者物価上昇率が「2%以下のプラスの領域で、1%が中心」の状態と定義。この状態が見通せるまで政策金利を「0~0.1%」に据え置く政策を採用。米連邦準備理事会(FRB)は13年半ばまで事実上のゼロ金利を続ける方針だ。