海外投資家による日本株売りが加速している。財務省の統計によると7月24日から9月10日まで7週連続で売り越しており、同期間の売越額は計2兆1927億円に上った。ヨーロッパの債務問題や世界経済の減速懸念を背景に、投資家が株式などのリスク資産を処分しているためだ。
統計データが残る2005年以降で、日本株の売り越しが最も長く続いたのは、リーマン・ショック直後の08年11月30日から09年3月 28日までの17週連続。売越額は計4兆8127億円だった。7週連続という期間はそれに次ぐ長さで、7月を境目にして海外投資家のリスク回避の姿勢が鮮 明になっている。
17週連続で売り越した当時は、日本株の週間売買高はおおむね5兆円前後だった。
だが現在の売買高は8兆円前後にまで膨らんでいる。海外投資家による日本株の売却姿勢が一段と強まれば、売越額が今後大きく膨らむ恐れもある。