外国為替市場でオーストラリアドルの買い戻しが進んでいる。10日には対円で前日の安値より3円以上上昇し、一時1ドル=80円台を回 復する場面もあった。アメリカ連邦準備理事会(FRB)が9日、金融緩和の長期継続を決めたことで、米国株式相場が反発。資源国通貨であるオーストラリアドルは株式や商品な どリスク資産と連動しやすく、連れ高となった。

 ただ、世界的な景気減速懸念はくすぶり続けており、先行きは「海外ファンドなど投機筋がリスク回避姿勢を強めれば、オーストラリアドルは再び下落する可 能性もある」(外資系銀行)との指摘もある。11日には7月の雇用統計発表を控えており、結果次第では利下げ観測が強まる可能性もある。