証 券取引所を経由しないで株式を売買する私設取引システム(PTS)の利用が一段と伸びている。7月の売買代金は1兆1441億円と前月比6%増え、2カ月 連続で過去最高を更新した。証取経由に比べて手数料が安いのが売りで、外国人のほか、国内機関投資家や個人の売買も取引所からPTSへと移り始めた。

 国内のPTS運営会社7社の合計売買代金をカブドットコム証券が集計した。PTSは証券会社が顧客の投資家から受けた売買注文を、社内の電 子システム上で付け合わせて成立させるサービス。証取よりも細かい値幅で注文を受け付けるため、有利な条件で取引ができる利点もある。

 電子取引システムを使って高速売買を繰り返す外国人投資家の利用が多い。


 最近は個人マネーもPTSに向かい始めている。SBIジャパンネクスト証券では、7月の個人のPTS売買代金が前月比6倍に拡大した。グループのネット証券が、個人投資家の売買注文をPTSに流れやすくするシステムを導入したためだ。