☆★☆
ㅤ
「お客様は神様です」
みたいなことばかり教えるのは簡単
ㅤ
しかし現場が困っていることは
そうではなくて
「この人は客じゃない」と判断し
対応するにはどうしたらいいか?と言うこと
ㅤ
最近は現場のサービスの質が落ちた、、、
と言われる背景には「客の質が落ちた」
という側面も多々あるからです
ㅤ
ㅤ
先日も、某有名外資系のショッピングセンターで
明らかにスタッフにからんで
クレームを通り越して「イチャモン」
をつけているシーンに遭遇しました
ㅤ
典型的な「あー言えば、こう言う」の
クレーマーで、ようするに何だかんだ言って
「タダにさせてしまおう」
という魂胆が丸見えでした
ㅤ
商品やサービスのクレームを通り越して
スタッフ自身のことを
「あれもダメ、これもダメ」
と攻めまくります
ㅤ
ㅤ
すると欧州系の支配人が出てきた
どう対応するのだろう?と観察していると
「出て行け!お前は客じゃない!」
と物凄い剣幕で怒りだしました
(もう顔面が怒りで真っ赤でした)
ㅤ
ㅤ
支配人が出てくれば
あと一押しで「タダになる」と期待していた
ガラの悪いクレーマーは、ビックリ!
ㅤ
ㅤ
そして、
「スタッフはお前の奴隷じゃない、
謝れ!」とまで言い放ちます
ㅤ
結局、クレーマーが逆に謝罪することに
ㅤ
ㅤ
後に話を伺うと
「このラインを超えたら客じゃない
というのがある
ラインまではスタッフに精一杯努力させる
ㅤ
しかし、それ以上やらせると
スタッフがいじめられて心に深い傷を負う
ㅤ
そして、この仕事に
恐怖を感じるようになってしまう
それは絶対に避けなければならない
ㅤ
だから、私たちは
このラインを超えてくるクレーマーがいたら
その瞬間からスタッフを守るのが義務だ」
とのコメント
ㅤ
客も店を選ぶし
店も客を選ぶ、ということでしょう
ㅤ
そして、
「日本のお客さんは
商品とサービスの品質に厳しい
それはそれでいい
ㅤ
だけど、時にその限度が超えると
単なるわがまま客に
変身してしまうことが多い
これは悲しいことだ
ㅤ
そして、店に断られることに慣れていない
これは、全国的に頭を下げる接客しか
教えてこなかったからだろう」
というお話でした
ㅤ
ㅤ
サービスの現場には
「こういう場合はどうしたらいいのか?」
というグレーゾーンがたくさんあります
ㅤ
そのグレーゾーンこそ、社員の仕事です
ㅤ
それなのに、朝礼や終礼で
流行りの「感動系の話」ばかりしていても
問題は解決しませんから要注意です
ㅤ
☆★☆