片引き吊り戸 | kamiの創作工房

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富士の麓で自営で建築業を営んでおります。座右の銘は「やる前から諦める奴が一番つまらない人」 
今日も当たって砕け散る多趣味な 父ちゃんの 中途半端なブログ

天気くもり左右矢印雨


さて現場は材料の関係で造作とボード並行の低能率作業(汗)


そんな中 先ずはこちらを→現代大工の悪足掻き日記


自分も同じような片引き戸の施工をしてるが


新築最前線の大工さんと こそくり野郎では少し違う


戸袋下地を作り一度仮合せし外し


中方立側にボード耳がピッタリ当るよう定規を当て貼ってしまう


解釈は同じだが ここがh168さんと違う


自分はほぼ3×6ボードメイン


寸足らずでジョイントが入るのでどうしてもボード単体で立たない


しかも訳あって寸足らずを下へもっていく


そして再度ドッキング


あと柱がアテにならないのでこんな微調整はリフォームならでは


けしてスマートには行かない(笑)


リフォームと言えば既存柱、床レベルは余り期待出来ない


元請様に上吊りかアウトセットを強く進めた結果 ここは上吊り戸


これで床のレベルとは縁が切れたが


柱が床天で13mm倒れてる


当然吊る建具なので枠は垂直が理想だが巾木が収まらないレベル


左右に振り分けごまかして限界で固定


いくらガイドが有るとはいえ ここが上吊りの心配な所 


ただクロス後ではできないがクロス前には建具が来る

 

建具吊って余りにひどい場合は


最終手段ではあるが扉が呑まないよりはマシということで


最悪下の半端ボードだけ外し 床に止めてるこのビスを抜けば


クックッと中方縦が動く


ここで一度縦枠に扉が飲む所を見つけ


中方立のつじつまを合せ初めて ガイド位置を決め固定



自分は「スマートに下地を組む」というより


「スマートに収まらな時のために一体で組んでおく」



マニュアル通りに行かないゴマカシ仕事だが


もし やばそう って時が有ったら試してほしい。