危機感 | kamiの創作工房

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富士の麓で自営で建築業を営んでおります。座右の銘は「やる前から諦める奴が一番つまらない人」 
今日も当たって砕け散る多趣味な 父ちゃんの 中途半端なブログ

以前 組合の 地震対策講座で


東北地方太平洋沖地震時の 家の中のビデオをみて 正直 


「想像」「現実」 との違いに ショックを受けました。


テレビなどで 震度が いくつだと こーなる みたいな


実験シーンを 観た事が有る方も 多いと思いますが


私も その講座に出るまでは その程度の考えでした。


東北地方太平洋沖地震は 大きな横揺れが 長く続く地震でしたので


たしかに 近いものは有りましたが 現実と作った地震では


  レベルが違います。


一般にメディアなどでは 津波や原発の事ばかりが報道されがちなのですが 


311震災の地震だけで 建物が全壊した 又その下敷きになって


亡くなられた方は 想定よりは 少なかったようです。


ですが どのお宅も 「家の中は とんでもない事になっていたのでは」


ビデオを観て思いました。



何で 今回 このような 記事を掲載したかと言うと


先週 タンスなどの固定を頼まれたお宅へ工事に行った際


御主人が 


 「どうせ わしらが死ぬ前に地震なんて来ないよ」


 「来ても RC構造の家だから 大したことにはなんないよ」 


なんて 言ってたので・・・


失礼ですが そう言うだけあって 危機感が無いのか


家の中には 2人暮らしとは思えないほど 物が あふれていました。


廊下にも 古新聞やら 段ボールなどが天井近くまで積んであり


確かに構造の有りそうな お家に住んではいますが


奥さまは足が悪く 認知度もあり 担当のケアマネ様が


「何かあってからだと遅いから」 って 工事を進められての御依頼でした。


ケアマネ様が 「便利屋さんなどに頼んで一度不用品の整理をしてみたら」


と言ってましたが


 「家に捨てるものは 何も無い!」 と 一喝されたりも


もし 夜に地震が来て 停電で廊下の物が崩れてたら ・・・


多分 私でも脱出不可能な そんな状態でした。



耐震補強や地震対策の工事も 身を守る一つの方法ですが


身の廻りの 整理整頓をするだけでも いざとなった時に


物が落ちてケガをする(実際結構有ることのようです) ことも防げ


避難経路の確保に繋がる 身を守る一つの方法 ではないでしょうか?



普段よく居る場所 と 寝る場所周りくらいは もう一度よく見て


今 出来る事を いつか では無く 今 していただきたいと思います。



あの地震から 1年と数ヶ月 当時 日本中に有った 危機感は どこへ?


あの地震から 1年と数ヶ月 色んな事に対する 人の想いや 気持まで


薄れていってるような・・・



タダの独り言 でした。