金が谷店からお届けさせていただきまーす。
11月中旬本日は気温がそれまでは寒かったのに異常に
気温が高く風が強くなぜか過ごしやすいですねー。
今回の修理はタイトルどおりなんですが、新しいバッテリーを
お客さんご自身で交換されたようで改善しないとのことです。
バッテリー電圧は規定値よりは低下しているので充電します。
テスト用のバッテリーを繋いでセルでエンジンを始動すると、
始動するには始動しますが、なぜかセルの回りが重いです。
通常はキュキュ~♪ぐらいで始動しますが、倍以上セルを回して
なんとか始動できるってレベルです。必要以上にセルを回すので
バッテリーも上がる傾向になるわけです
調べていくと、オイルーゲージが規定量以上にオイル量が
増えているのが分かり、冷却水も規定量以下で冷却系統にも異常が
確認ができます。セルを回すのに抵抗になってると、試しに規定量!?の
オイルを交換してエンジン始動をしますが、あんまり変わらずです
さらに調べていくと、セルモーターに増加したオイルが侵油してたので
正常なセルモーターで始動すると、問題なく始動できました。
主原因はセルモーターでした。 ひとまずは落ち着きました
つづいては、冷却系統のウォーターポンプの分解修理です。
取り外すと、いつもの不純物(オイル+冷却水)にやられています
いつもは、リビルトしたウォーターポンプを組み付けるのですが、
今回は車両をお預かりしたので、その場で分解修理を行います。
ケース内清掃、ベアリング、オイルシール、インペラシャフトを交換したのち、本体に組み付け、油脂類、残部品取り付け、試乗にて完了です。
今回の修理の主原因はセルモーターでしたが、壊れていく経緯は、
使用環境にかなり左右されます。こちらは一日に乗る距離が3km未満
オイルはGSで1年ごとの交換だったようです。保守管理を間違えると
無用な出費になりますので、短距離の方は二輪店で早めのオイル交換をおすすめします!