金が谷店からお送りします。
今回の車両は4サイクルJOGの程度の良い中古車両が入ってきたので、整備に取り掛かろうと思います。この車両を見てみると、外装等にヒビや破損あるものの、走行距離は2,000km前後なので 各部の点検をして、問題のある箇所を整備して仕上げていきます。
さっそく試乗をしてみたところ、距離が少ないせいか差し当たって問題はありませんでしたが、ここからは今後に至って必要な消耗品等の交換と整備をしていきます。エンジンオイルとミッションオイルを交換します。
そしてフロント周りをみるとブレーキのブーツが旧式のままで、リコール処置が施されてないので調べてみると、ブレーキケーブル、スロットルケーブル、Rウインカーレンズの末実施が分かって、交換パーツもあるので整備をします。
こちらは、スロットルケーブルの作業です。以前の状態ですと、スロットルケーブル周りの防水構造が不適切なため、雨天時の走行等により、ケーブル内部に水が浸入することがあるため、外気温が氷点下の環境においてケーブル内部に滞留した水が凍結し、最悪の場合、走行中にアクセルグリップが戻らなくなり、エンジンの回転が下がらなくなるおそれがあるので、スロットルケーブル内の水分を除去するため、ケーブル内のエアブローを行い対策パーツを取り付けます。
つづいて、ブレーキケーブルとRウインカーレンズの作業です。こちらのブレーキケーブルもスロットルケーブルと同様、ブレーキケーブル内をエアブローして水分を除去 し、ブレーキケーブルのダストブーツを対策パーツに交換します。Rウインカーレンズは、ねじの樹脂製ワッシャに含まれる成分により、レンズのねじ締付部に亀裂が生じるものがあるため、レンズが脱落するおそれがあるのでこちらも対策パーツに交換して、各部を点検したところ異常がなく、さらに試乗して問題がないので消耗パーツと外装パーツの交換で点検は完了です。
最後に手洗い洗車をして、各部を磨き上げて完了です。今回の車両は主だった問題がない程度の良い車両だったので、たまっていたリコール作業が多かったように思います
※こちらの車両はプライスカードを付ける前に売約済になってしまいました