エンジン冷間時の始動直後にカチカチと異音がするとのこと・・・暖気後は比較的に音が小さくなっていたようですが最近は音も大きくなってきたとのことでご来店頂きました
簡易的に排気ポートから焼き付きの点検をしましたがピストンに傷は確認できません。それでも異音はピストン、シリンダが主原因のようなので分解してみましょう
ちなみにヘッドガスケット付近からは滲みも確認できるので圧縮漏れもおこしているようです(^▽^;)
異音の原因はやはりピストン、シリンダでした
傷はインテーク側のみに確認できましたのでお客様の申告どおりオイル切らしによる焼き付きではなさそうです
乗車状況をお聞きしたところエンジンを始動して5分ぐらいの乗車で目的地に着いてしまう乗車が多々あったそうです(^▽^;)
始動時のオートチョークが効いている状態のみで走行している時が多々あったため潤滑するオイルが濃い混合気によって低下してしまったものと思われます
定番のマニホールドにも亀裂が・・・二次空気を吸って混合気が薄くなればこれも原因のひとつです
ヘッドガスケットやっぱり抜けてました...損傷している部品を交換して修理完了です
2サイクル、特に排ガス規制後の車両はオイルの吐出量も絞っている仕様なので短距離乗車する場合は多少暖気を心掛けた方がよろしいかと思います
急いでる時はなかなか難しいところなんですけどね...(;´▽`A``