前回の引き続きで再修理です。結論からSDD-3000修理の1台目は今回で最終章です
修理を終えたSDD-3000を使用した試し弾き動画もまた下に貼っておきますのでお暇があったら聴いてくださーい(*^▽^*)
そうそう、それにしてもSDD-3000の高騰が止まりませんね
オークションサイトで1ヶ月ぐらい前に151,000円で終了した時でもビックリしたのにこの前終了したのはとうとう当時の定価をゆうに超えて230,000円...( ゚ ▽ ゚ ;)
少々加熱しすぎな気もしますね。ブログにも掲載してあるように修理、リペアなど手を入れてなければ厳しい状態だと思われますが・・・
あの金額からさらに修理代金を費やすんですかね...スゴイです(^▽^;)
それでは修理再開~
上に置いてあるのはコピーしたSDD-3000のサービスマニュアルです。最近はもっぱらこれの配線図が愛読書になりつつあります(^▽^;)
毎日見ているせいか目もやっと慣れてきたようです。当初は慣れなくてね...仕事上、配線図を見る機会はあるのですが音響機器の配線図となるとやはり畑違いのようです
現象は上記画像のようにレベルメーターの誤表示です。この修理は配線図を追いながら探究していくことになりそうなので配線図を熟読しているんですね(^▽^;)
ただ1箇所だけ配線図で理解できない略号が・・・D.G...D.Gって何
配線図ではマイナス、グランドのように思えるのですがGNDではなくてD.G・・・
抵抗、基盤、周辺回路などを点検してみるものの多少の誤差はあれど特に異常は見当たりません。ICの故障も何か違うような気がします
先ほどから気になっているD.Gとは一体何なのか基盤自体を確認することに・・・
調べた結果、やはり役割はマイナス、グランドでしたσ(^_^;)
ではナゼGNDではないのか・・・色々調べてみるとどうやらこの頃がちょうど転換期だったようでボルト数の異なる電源を必要とする電子部品が混在しているようです
D.Gはどうやら+5Vのグランド、GND.Dの略号のようですね
でも、いい収穫でした。手詰まりに近い状態だったんですけど点検箇所が電源基盤まで拡がりました(*^▽^*)
電源基盤を点検します。裏返しにして電源の配線図を確認すると・・・怪しいのいるなぁー( ´艸`)
これ根拠は特に無いけど電源の修理では定番ですねー( ̄▽+ ̄*)
一応、交換前に周辺回路の電子部品を点検して異常がないことを確認します
そして交換すると・・・
ヤッターーー
今度は本当に直ったみたいですヾ(@°▽°@)ノ
これでもかというぐらいにON-OFFを繰り返しますが現象出ませんね
しかも手元に新品の部品が有ったのがうれしい。コンデンサ注文時のついでに主要部品も注文しておりました(*^▽^*)
仕上げにフォン端子の清掃、グリスアップを施してこの個体は修理完了です
これで暴走発振、ディレイの返りの異常、出音の音質、レベルメーターの誤表示の全てが直りました
※著作権の侵害とやらで再生できなくなるのでホールドを多用する部分のみです
そして試し弾き動画は・・・まずはSDD-3000だったらやっぱり国内ではこの方でしょうね、BOOWY時代の布袋さん
SDD-3000をここまで多種多様に使っていた方はそういないのではないかと思います。ライブハウス時代には音をホールドしながらセレクターと併用してシーケンサーのような個性的な使い方もしてましたね
当時は引き出しを沢山持っているようなオシャレなお兄さんの感じが良かったんですけどね...( -_-)
音をホールドで残しながらさらに弾いて音を重ねる・・・特筆すべきはココです(*^▽^*)
SDD-3000復刻版のペダルにもホールドの機能は是非とも残してほしかった機能の一つですね...(ノ_-。)
次回からいよいよジャンクのSDD-3000修理です
こちらはさらに手強そうです...乞うご期待!!(*^▽^*)