KORG SDD-3000 発振 異音など 修理 その3 | コスモサイクル の修理日記

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前回の引き続きで再修理です


暴走発振は直ったようなので今回は出音の音質、レベルメーターの誤表示を修理していきます

修理方法は・・・とりあえず音質と関係がありそうで経年劣化の影響を受けているであろう電解コンデンサを問答無用で全て交換してみようかと思います


基盤の上、下、電源部分を合わせると1台で73個あります...(゜д゜;)


コンデンサの寿命はおおよそ2000時間・・・製造されて30年以上経過してますからね...(^▽^;)


液漏れ定番の25V47ufのみは以前に交換済みです
交換時に4台あったので高級コンデンサなる物も使用してみましたが意外と結果はダメでした。全て統一しなかったからでしょうかね!?


そんなこともあって今回使用するコンデンサは普通のグレードの物を使用しました

極性+-の向きや『極性あり』と『極性なし』を混同して交換している方がいらっしゃるようなので自分で交換する時は気を付けて下さい

上記画像は『上』の基盤です。全て交換して費やした時間は1時間ぐらいで完了しました

そしてこちらは『下』の基盤。下の基盤は表裏共にハンダ付けされている場合が多いので取り外すのも面倒ですA=´、`=)ゞ


取りづらくて途中で無理して基盤の回路を破損させないように気を付けましょう


あとは前回に暴走発振で交換したICでしたがやはり耐久性も考慮して現行代替品に交換することにしました。ICの注文時に何とジャンクでD8255AC-5を30円で発見!!


ジャンク販売だったのでD8255AC-5の動作確認も兼ねて1個だけ交換して本体に組み付けることにしました

下の基盤も交換完了。上の基盤よりも30分ぐらい余計に掛かりました

最後は電源基盤です。こちらも液漏れ定番ニカドバッテリーのみは以前にボタン電池仕様へ交換済みです。ボタン電池仕様の詳細はいずれ機会があれば掲載します

交換完了しました。同じ作業を永遠とするのは苦痛ですね...(^▽^;)


規格・仕様は同一なのにすっかり小型化されているコンデンサ...ちょっと心配になるぐらい小さいです


上の天板を開けた状態でとりあえず電源を入れてみました。レベルメーターの誤表示が消えてる...( ̄▽+ ̄*) 
待てよ・・・またヌカ喜びかもしれないのであまり喜ばないようにしときます...( ´艸`)


天板を組み付けて完了です。今回交換したコンデンサなども一応、並べてみました。時間は4時間ぐらいでしょうかね...疲れたA=´、`=)ゞ


自宅に持ち帰ってさっそく試奏しますおんぷ 


おぉっ~ディレイタイムの返りはすっかり直ってますねー
これならさっきの疲れもなんのそのです(‐^▽^‐)


返りのテンポがまったく一緒になって音質も以前に比べてすごく良くなりました。でも徐々に比べていくと少々音質が異なるような気がしてきました...(^_^;)


それでも電解コンデンサを交換したばかりなのでエイジング、しばらく通電させてからでないと比べるのも酷なのかとも思います


音質に関してはしばらく試奏して様子をみることにします


緑色LED...緑色LED...すっかり直った気になって熱対策とかも考えて一段空けてマウントしたのに・・・
またレベルメーターが点いてしまいましたよ...(゜д゜;)緑色LED緑色LED


これでまた再修理が決定でーす(^▽^;)


とはいえ今回の修理で相当良い状態に復活してくれたのではないかと思います。それぐらいに激変しました


少しずつではありますが直ってきましたー。次回もお楽しみにー!!