
本日はリモコンVINOのセルモーターが回らない修理の入庫です(*^▽^*)
出先でエンジンがかからなくなってJAFより運ばれて入庫しました
原因はバッテリー上がりで珍しくもない修理内容なのですが...
修理車がリモコン付きだったので書き留めておきます

今はリモコンVINOもラインナップから外れておりますが遡ること十数年前に...

初期は確か2サイクルJOGからリモコンJOGとして商品化されていたかと思います
当時は50ccスクーターにリモコンまで付いてアンサーバック機能なども非常に目を惹く商品だったのですが...
電源が当然50ccスクーターなので容量の小さいバッテリーから供給ということもあって走行距離が少ない場合、バッテリーに負担がかかることもあって
リモコン付き=バッテリー上がりの修理が多い車両とはどの販売店でも定説だったと思います

当店も例に漏れずバッテリー上がりの現象が多く色々と模索しておりました

・JOG系 SA16J はバッテリーボックスが大きかったため容量の大きい<YTX4L-BS→YTX5L-BS>バッテリーの取付
・リモコンを使わない乗車が可能であればリモコン回路への電源供給の遮断
解決策にはなりませんでしたが、高価なバッテリーの延命措置として成果はあったと思います

そんなこんなで話を戻して~ (*^▽^*)
修理車のバッテリーボックスを確認すると...
バッテリーがまだ交換されてそんなに年数が経っていない外観だったので確認してみると
以前にバイクを購入したところで交換したとのこと
1年は経過しているけど2年は経過していないぐらいの使用年数
充電器に繋いだ時点で充電不可ランプが点灯しているので今回は交換修理になりましたが...
メインスイッチのカギを確認すると


どうやらリモコンVINOなのにリモコン使ってないですね


VINOは種類が多いので念のためボディーカバー裏を確認すると
ありました、リモートコントロールユニット

リモコンを使用していないのにもかかわらず、コントロールユニットはリモコンの受信待機をしてバッテリーの電源消費をしている状態でした
1週間経過するとバッテリーの保護回路が働いて電源を遮断する仕様にはなっておりますが、バッテリーを低下させるには充分といいましょうか、使用してないので無駄ですね

車両引取りの際にお客様にリモコン回路への電源供給の遮断を提案すると、即了承を頂いて処置しました
充電電圧など電気系統には異常なかった車両なので今度はバッテリーの寿命も幾分延びると思います(^-^)/