「Perfumeの掟」が超地蔵だった理由を考える | YMOとかPerfumeとかテクノ系?

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前回の続きというか。

まず2008年前後のライブハウスのPerfumeが異常に盛り上がっていた件から。
その盛り上がるきっかけになるのが、最初の「圧縮」かなと。

暗転なり、出囃子なりのきっかけで、「圧縮」が起きるのですが、
これが当時アイドルのライブとは思えない激しさで。
で、その圧縮の激しいエリアが、めちゃくちゃに盛り上がっていて、
ライブ会場全体を最後まで引っ張っていくというか。

なので、その日のライブが盛り上がるかどうかは、この最初の「圧縮」が重要だと思うわけなんですよ。


で、Perfumeの掟の初演の会場。

ここが500人ぐらいのキャパなんですけど、その人数の狭さのわりには、幾重にも柵が設置してありまして。
なので、大勢の人が一斉に前に圧縮するなんてことが、発生しにくいんですよ。

で、この会場、500人キャパのわりには、段差がたくさんありまして。
で、あたりまえの話ですけど、段差がたくさんあるということは、
言い換えると良好な視界が確保しやすいということなんですよ。

で、話を戻して、なぜ最初のタイミングで「圧縮」が起きるかというと、
たぶん一つの理由として、より前方で良好な視界を確保したいというのがあると思うんですよ。
なので逆に最初から視界が良好なら、「圧縮」する必要がないんですよ。

柵で圧縮しにくい
段差のおかげで、わりとどこにいても視界が良好

というわけで、この日は全く圧縮がありませんでした。

で、場所が名古屋。
なので、あくまでもイメージですが、風土的にはおとなしめな感じかなと。
で、名古屋では初ワンマン。
時期的には、Perfumeがブレイク寸前の状況。

そうなると、

今、噂のPerfumeを見にきました
Perfumeのライブは初です
PVなどを見るとダンスが良さげですね。そこも楽しみ。注目点です。

みたいな人達が多かったのかなと。

名古屋のおとなしめの雰囲気
圧縮おきない
視界良好
ダンスに見とれる。

結果、みんな地蔵

こういうかんじかなと。

で、一番最近のももクロのライブ。
途中に、5人のための、休憩タイムというか衣装着替えタイムというのがあって。
そこでももクロの代わりにダンサーさんが出てきて、パフォーマンスをしてたんですよ。

で、「Perfumeの掟」
この日が初演です。
なので事前情報無しです。

暗めの照明の中、ダンスミュージックがながれてきて、
同時にマネキン人形を押しながら、3人の女性がステージ上に出てきまして。
このとき自分、Perfumeの3人じゃなくて、ダンサーさんが入ってきたと思ったんですよ。
衣装も黒を基調にしたものだったので。
ももクロライブの衣装着替えタイムと似たような意識。

で、しばらくしてからやっと、

あれ?
え!
かしゆかさん!
あ~ちゃんさん!
のっちさん!
じゃないか!

と、びっくりしまして。

で、普段とは違うスタイルで、ダンスをするんですよ。
なのでなおさら、

ダンス、うまいな・・・。
いろんなスタイルのダンスができるんだな・・・。
さすが、アクターズスクール出身だな・・・。

なんて見とれちゃたんですよ。
たぶん周りの方も、そういう人が多かったと思いますよ。

で、曲もPerfumeじゃなくて、海外のダンスミュージックが使われてまして。
当日の客層は、Perfumeの曲でも地蔵の人達ですよ。
なので、よく知らないテクノ系がながれても、まったくノラないですよ。

やってることが理解不能。
曲がPerfumeじゃない。
ただただパフォーマンスに見とれちゃう。

結果、超地蔵みたいな。


で、「なんか凄かったな~」と感動してたのですが、
そこで、あ~ちゃんさんに

みなさんは何を求めてライブを見に来てるんですか?

と、問われてしまって、

へ・・・?

と、なっちゃったのかも。


で、結局、最後まで地蔵ライブだったのですが、それで良くなかったかというとそんなことはなくて。

逆に、すごくいい雰囲気だったんですよ。
それは、ステージの3人にも、間違いなく伝わってたと思います。
アンコール後の最後の最後のMCは、名残惜しそうに、かなり長く話してくれてましたから。