カルトQ 38 (坂本ファンにはおなじみのボーカル) 正解発表 | YMOとかPerfumeとかテクノ系?

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今も現役で熱烈な教授ファン。
もしくは昔そうだった。
そんなあつい、あつかった方に向けて挑戦状です。

YMOとかPerfumeとかテクノ系?

先日、中田ヤスタカさん関連で紹介したSound&Recording 1993年6月 再生YMO特集号。
いい機会だったので、久しぶりに読み直してみました。
するとエンジニア、マニピュレータースタッフによる、アルバム「テクノドン」の全曲解説が載っていました。
そして9曲目の「WATERFORD」の解説について、気になる記述があるのを発見しました。


坂本ファンには、おなじみのボーカルが聴こえてきますが、ネタはないしょです。(笑)
ファンは聴けば分かります。(笑)


http://youtu.be/uHzUPiSuzCo



というわけで、YMOの「テクノドン」の9曲目「WATERFORD」で引用されている
教授ファンにはおなじみの曲とは何?

おなじみのボーカルといっても、こうやってカルトQで出せるぐらいですから。
はっきりいって難しいと思います。
正直に書くと、私は全然分かりませんでした。
しかし「おなじみのボーカル、ファンは聴けば分かる」とまで言われて分からないのは悔しいなと。
それに精神的にも非常に気持ち悪いものがあります。
というわけで、その後CDラックの「教授関連コーナー」から、
疑わしいと思われるCDにあたりをつけて引っ張り出してきて、丁寧に聴きこんでいきました。
それでやっと元ネタらしき曲を、発見したというかんじです。

あと、最初にことわっておきます。
自分の答えの正確性ですが、
「100パーセントこの曲です!」
と言いきれる自信が微妙にありません。
何度も繰り返し聴いて、
「たぶんこの曲で合ってるんじゃないか・・・」
というレベルです。
更に実は引っかかる点もないわけではなく・・・。
すいません。




正解発表

ふーん。
坂本ファンにはおなじみの曲ね~。
なるほどね~。
1993年までの教授のアルバム収録曲なら、自分ほとんど分かる自信あるし~。
あれ~?
でも「WATERFORD」にそんなボーカル部分あったっけ・・・?
まあいいや~。
聴けば分かるでしょう!
分かる自信あるし~。
分かる自信あるし!
分かるはずだ!

とりあえずYOU TUBE。
曲、始まる。
ふーん。
ボケーと聴く。
数分後、曲が終わる。
え・・・。
え?
曲、終わっちゃったぞ!
マジかよ・・・。
え?
ボーカル?
どこ?
よく分からんかった・・・。
まさか、「アーアーアー」の部分の事を言ってるの?
いやでも、それはさすがに・・・。
まさか、「発売前の取材時の音源には入ってた、もしくは入る予定だった」けれど、直前にカットされたとか?
そういうのだけはやめてよ・・・。

まあ、いいや!
めんどくさいからネットで検索だ!
そんなもん、「WATERFORD YMO サンプリング」で検索すれば、すぐ出てくるでしょう!
というわけで検索。

ん・・・?
全然出てこないぞ・・・。
その後も「WATERFORD YMO 坂本龍一 元ネタ サンプリング テクノドン」などの単語を
英語も交えていろんな組み合わせで検索を試してみるが、まったく出てこず。
なんだよ・・・。
マジかよ・・・。
分からんぞ・・・。
しかしこれは気になる・・・。
おなじみの曲っていったいなんだ・・・。

YOU TUBEで再度「WATERFORD」を確認。
今度は注意深く聴く。
なるほど・・・。
あやしいところがあるな・・・。
あそこだろうな・・・。
あそこしかないよな・・・。
しかしレベルがかなり小さいな・・・。

CD「テクノドン」を出してくる。
オーディオで聴く。
う~ん。
・・・。
ならば・・・。
ヘッドホン装着。
疑わしい箇所をリピート。

なるほど・・・。
中近東系の男性ボーカルらしきものが聴こえてくる・・・。
アルバム「BEAUTY」収録の「CALLING FROM TOKYO」か?
しかし「CALLING FROM TOKYO」に、確かボーカルむきだしの部分は無かったはず・・・。
まさかマルチテープからのサンプリングか?
う~ん・・・。
さらに何度も聴く。
メロディが「CALLING FROM TOKYO」とはあきらかに違うか・・・。

アルバム「音楽図鑑」の「マ・メール・ロウ」は?
でも「マ・メール・ロウ」は子供合唱団だしな・・・。
メロディも違うし・・・。

これは分からんぞ・・・。
ふー・・・。
まいったな・・・。

1993年以前で、私がまともに聴いてない教授関連音源というと何がある?
・・・。
サントラか・・・。
そっち方面をあたってみるか・・・。
「High Heels」、「Little Buddha」、「The Handmaid's tale」、「The Sheltering Sky」
などをCDラックから引っ張り出す。

まずは、「The Handmaid's tale」。
順番に曲を聴いて探していく。
しかし該当する曲は無さそう。

次、「Little Buddha」にいってみるか。
同じく順番に聴いていく。
そして、7曲目。

ん?
ん?
これ・・・。
しかし・・・。
「WATERFORD」は男性ボーカル。
それに対して、「Little Buddha」の7曲目は女性ボーカル・・・。

CDJ2台使いで、2曲の該当箇所をピンポイントで出し交互に何度も聴き比べる。
うーん。
これじゃないのか?
私としては、これでほぼ間違いない気がする。
ということは、「Little Buddha」の7曲目のピッチを下げて使ってるのか・・・。
なんて、分かりにくいことを・・・。
(曲の長さはあまりいじらずピッチだけ)。
「WATERFORD」の方のボーカルが、新録という可能性もないわけでなないが・・・。
しかしそんな面倒なことをするのは、ちょっと考えにくい・・・。

しかし・・・。
これ、坂本ファンにはおなじみのボーカルか?
「こんなの分かるわけねーだろ!」と言いたくなる。
しかも調べると「テクノドン」1993年5月発売に対して、
「Little Buddha」の日本公開が1994年。
そしてサントラの国内盤発売も同じく1994年。
「テクノドン」発売の約1年後じゃねーか!
少なくとも国内盤からはサンプリングしてないし、できないとういうことになる。
海外盤の発売は国によって違い1993年に出ているところもある。
実は自分の所有していたCDは1993年表記だった。
もしこれが1994年表記だったら、そんなもん、はなから除外して確認作業もしなかったと思う。
そして迷宮入りだ・・・。

話を戻してこうなってくると1993年5月の時点で、元ネタを聴ける人も限られてくる。
自分、Sound&Recording 1993年6月号の発売時も、曲目解説の部分はしっかりと読んだと思う。
読んだうえで、「わかんね。」とさじを投げたんだと思う。
こんなの雑誌発売時、テクノドン発売時に分かるはずないじゃん。

なにしろ「テクノドン」発売時点で、
国内で公開されてない映画のサントラから引用しておいて
「おなじみのボーカル」と言われるのは非常に違和感がある。

あと残された可能性は「Little Buddha」の7曲目自体が、教授の自曲のカバーというパターン。
他の人への提供曲とか。
そうだとしたら、もう探す気力は私はない・・・。

というわけで正解は
「Little Buddha」のサントラに収録されている、
「FARAWAY SONG」という曲だと思います・・・。

この事を知ってたのは、世界に何人いたんだろう?
すごく少ないんじゃないかな。

で、もし「FARAWAY SONG」の元ネタがあるならば、教えてください。

http://www.youtube.com/watch?v=hxkdjKkMPe8