どんどん認知症が進む父を連れて、家族みんなで、沖縄旅行へ行ってきました。
父の認知が進んで何も分からなくなる前に親孝行をしたいという弟の想いで、
今回の旅行はすべて弟夫婦が企画、旅費も出してくれての実現でした。
弟は仕事を休めないので、代わりに私と妹が一緒に行くことになったこの旅行。
父、母、妹、そして私と娘アリーシャ、という、私たちの家族の間では、とても珍しいメンバー構成でした。
まだ梅雨明けしていない沖縄でしたが、そんなことはまったく影響を受けず、本当に素晴らしい家族旅行になりました❣️
なにしろ宿泊したリゾートホテルが素晴らしかった。
高齢の父と母はあんまり歩けないので、何でも揃っているリゾートホテルで、ゆっくり羽を伸ばして欲しいという弟夫婦の気遣いで宿泊先を決めてくれたのでした。
(今まで、バックパッカーと安宿旅しかしたことのない私には最高過ぎて、私の中で何かが目覚めました 笑)
移動は5人乗れるジャンボタクシーを使って、今回は沖縄北部観光。
ちゅら海水族館で、熱帯魚やジンベイザメを見て、8才のアリーシャ以上に喜んで、
無邪気にパシャパシャ写真を撮っている母・やす子(74)がかわいかった 笑
肝心の父・健夫(77)は、沖縄に来ていることさえ.分からなくなっているようで、
食べたばかりなのに「ご飯はいつだ?」とか、トイレに行ったばかりなのに「トイレ行く」を連発したり、やはり認知症はだいぶ進んでいるようだった。
でも、ところどころ見せてくれる笑顔や、
自然とでる、孫アリーシャを気遣う態度が見れて、すごく嬉しかった。
きっと、この沖縄旅行は、このメンバーで行く最初で最後の旅行になるんだろうなと思うと、
こうして一緒に来れたことが奇跡だと感じ、
こんな機会をくれた弟夫婦に感謝しかなかった。
4日間の沖縄家族旅行。
無事に帰ってきて、翌日、父と母に電話をしたら、
「本当に楽しかったね〜❣️行けて良かったね〜!ありがとうね〜!」と母。
父も電話口に出てきたので、
「ジージ!沖縄、楽しかったね!!
アリーシャもね、ジージと沖縄に行けて本当に良かった!って言ってたよ」と伝えたら、
「そうか!ありがとう、ありがとう」
と電話口で泣かれた。
子どもの頃、永遠と思っていた家族との時間は決して永遠ではなく、その時間は限られている。
限られた時間の中で、これからも、家族との時間は優先順位におき、何より大切にしていきたいと思った。
(妹はSNSはNGなので、写真にいないけど、妹とも良い時間を過ごせました♪)
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