今月は、念願だったクンダリーニ・ヨガのコースを終えました。
サンスクリット語とクンダリーニ・ヨガの博士であるDr.Vagish Shastri ji
なかなか出会う機会がなく、忘れていた頃に不思議と導かれ、お会いすることが出来ました。
クンダリーニとは、背骨の一番下にあるムーラダラチャクラ(第1チャクラ)に眠るエネルギーのことで、たとえられて言われているのは、蛇がとぐろを巻いて眠っている姿です。
クンダリーニヨガとは、数々のプラーナヤマ、ムドラー、バンダ、ヴィジュアリゼーション、マントラ、メディテーションなどをグルジの指導で実践し、この眠るエネルギー(=クンダリーニ)を目覚めさせる、奥深いヨガです。
最初に、ナディ(=体内にあるエネルギーチャンネル)の浄化が必須で、ハタヨガのアーサナ、プラーヤマがその助けとなります。
実際のクンダリーニヨガのプラクティスでは、微細な内側のエネルギーを内観する集中力と忍耐力がとても必要となります。
実際に、クンダリニーニが目覚めた証として、まず体の左側からゆっくりとエネルギーが流れているのを、はっきりと体感します。プラクティテスを続けていくと、エネルギーの浄化に従い、瞑想のとき眉間のあたりに見える色が、濃い色(黒)から明るい色へと変化していく。
グルジいわく「私たちそれぞれの中に、内なるグルが住んでいる。このグルは、あなただけのグルであり、あなたの中のグルは、あなたが進むべき道、智慧、を知っている。それはマインドではない。クンダリーニヨガの目的は、このグルを目覚めさせることである。」
クンダリーニヨガはタントラであり、タントラとは、秘教で、正しいグルやマスターなしで、勝手に実践すると非常に危ないと、グルジは言っていました。
今年80歳になるという素晴らしいグルジ、とてもシャープな頭脳で、サンスクリット語とタントラ・クンダリーニについて、50冊もの書物を出版されました。
ムドラーを実践中のグルジ。あたたかいご指導、本当にありがとうございました。
次回は、神の音、サンスクリット語を基礎から習おうと思っています。
Namaste,
Misue