3日目も同じように、温めたオイルで全身マッサージを受けたあと、20分ほど、スチームバスに入る。この流れにだんだん慣れてきました。
スチームバスが終わると、Dr.シバニがやってきて、昨日に引き続き、マルマポイントマッサージが始まりました。
今日は、体の右側にフォーカス。マッサージは、右足裏から始まりましたが、やっぱり強烈に痛い!
「まだまだ感情のブロックがあるみたい。これは、あなたが子供の頃にためた、怒りの感情です。これを解放するように」と、Dr.シバニは言う。
足裏のマルマポイントを一回押されるたびに、強烈な痛みと電気が走り、
「Breathe deeply(深く呼吸しなさい)」と、ドクターの声が聞こえてきます。
足裏のあとは、腕、手のひらへと移りました。手のひらを押されたとき、激しく電気が走り、Dr.シバニは、私の手を、私の胸の上にあてて言いました。
「Connect to your heart, feel your heart, don't use your brain...
(ハートを感じて、ハートとつながりなさい。頭で考えないで)」
そして、しばらくそのままで、深呼吸を続けなさいと言って、部屋を出て行きました。
一人になって、しばらく胸に手をあてて瞑想してると、なんだか色々な感情がわき上がってきました。確かに、怒りの感情が過去の思い出とともにどんどん出てくる。
ヨガのプラクティスと、とてもよく似ているなぁと思いました。
インテンスにヨガを練習していると、この体験と同じように、様々な感情が表面にでてくる。
でも他者との調和を大切にする私たち日本人は、社会生活において、個人的な感情を表に出さないことに慣れてしまい、表現することを忘れてしまいがちなのかも。。。
感情は、私たち人間にとって、人間であることの最も大切なファクター。
感情的になったりして、その感情を表現することって、とても大切です。
そしてそれを受けとめてくれる家族や友達、パートナーがいることは、またとても大切なのです。
この感情を解放するマルママッサージ体験は、アーユルベーダというより、サイコソマティックという体を使った心理カウンセリングに近いのでしょうね。
ヴィッパサナ瞑想や、ヨガセラピーにも共通しているものがあり、とても興味深いです。
(体験記⑥に続く)
Namaste
Mitsue