こんばんは
りおです

うちの子だけかな?
シールやスタンプを何故か同じ場所に、これでもかと押すんです
シールも同じ上に、重ねづけペタペタと…上の子だけじゃなくて、下の子も。子供の特性?うちの子だけ??
本日のテーマ写真:
今宵はどこに刻もうか…
「冗談じゃない…どうしてくれるのよ」
ある朝のこと
相変わらず映りの悪い、鈍く光る、薄らぼけた鏡をみながら…
やだ、ここも?信じられない、こっちもじゃない…ぎゃーこっちまで、恥ずかしすぎる…呆れちゃう、どうするのよこれ
ウンスは顔の角度を変え、軽く悲鳴めいた声を上げながら、露わになった胸元や首元を、懸命にその鏡に映し出していた
眉間にはしわを寄せ、頬を膨らませている
いくら、ここ高麗の鏡の映りがひどかろうと…自分の胸元、首元に、無数に落とされた”それ”は嫌っていうほど、まがまがしく目に映る
「確かにひどい…」
チェヨンは、頬をあげて、そのウンスの姿に声を押し殺して笑う
イムジャの柔らかな白い肌…
ほんの少し吸い上げるだけでも、見事なほどに、薄紅色のにじみが残る
俺はつい、つい、楽しくなってしまう…
一つ二つとそれを落としてくうちに、段々止まらぬようになる
癖になってしまった
昨晩ウンスの躰を、膝の上にかかえ抱き上げながら、チェヨンはこれでもかとそれを残したのだ
まったく、ヨンァのばか。恥ずかしくて…どうしろっていうのよ
唇をギュッとかみしめるウンス
笑い転げるチェヨンをじろりと睨む
子供のような無邪気な表情をするチェヨンに、ふとある風景が思い浮かんできた
ウンスの脳裏に、病院の託児所にいた、子供たちの姿が思い返されたのだった
ペタン、ペタンって、スタンプを押して
白い紙一面にね、ペタン、ペタンって
ふふふ…
不思議と子供って、空白にきれいに押していかないのよね
何故か同じところに、何度も重ね押しをしたり、何でなのかなぁって興味深かった
あっ、シールも同じ
ちゃんと、隙間に貼っていけばいいものの、何故か、同じ場所に何個もはったりして
真剣な顔して一生懸命やる姿、可愛かったなぁ、あの子たちどうしているかしら
ウンスは子供たちの、スタンプやシールで遊ぶ姿を思い出しながら、自分の手首にもふいと視線を落とす
はぁぁぁ…
この人ったら、何度も同じところ吸い上げるから…紫になって痣みたいになっている所もあるじゃない…
やんなっちゃう
まるで、これじゃ、あの子たちと同じ
私の身体じゅうにキスマークつけまくっちゃって、この人ったら絶対楽しんでいるわよね
婚儀後しばらくは涼しかったから、まだ良かったわよ…
でも、今はもう汗ばむ季節になってきたし、襟元隠すのも暑い。せっかく涼しい服を着たかったのに…
そもそも今日だって、この姿でどうやって出仕したらいいのよ!ワンビママにも呼ばれているのよ気まず過ぎる
あぁ、ヤダ!!そうしたら、叔母様にも会っちゃうじゃない…”このたわけた夫婦が”って怒られるのは私なのよ!
チェヨンは思うのだ
【白い肌ににじむ薄紅色の印】
この女は俺のものだという証
俺だけが、この俺だけがイムジャの躰に、それを刻む事が許される
俺だけが許される行為
そう思うと、血がざわめき高ぶる
白い柔らかな肌がそそのかす…
俺は、一点の隙間もなくなるほどに、そして幾重にも重ねたくなる
くっ、くっ、見事にまぁ…
それにしても、やりすぎたか?
まぁ、よい
隙間がなくば、重ねればよいだけだ
だが、こうも目立つところに着け続け、これ以上調子に乗らば、イムジャの怒りをかうやもしれぬ
では、今宵はどこにそれを刻もうか?そうだ見られぬ場所ならば
しかし…
見せられぬというのは何だか面白くない、むしろ見せつけたいくらいだ
それをこの方が、うるさく騒ぎ立てるので、致し方なく折れるとするまで
そうだ、もっと俺だけの…俺だけの特別などこか、誰も見ぬ事すらできぬその場所へ刻んでいこう
それなら、怒られまい
いくら騒ぎ立てようと、ここなら、誰にも見られぬだろと名分も成り立つ
俺以外その場所は、決して誰にも見られることはないのだから
俺だけが見える場所へ
今宵にじみを落とそう
by チェヨン

「ちょっと!何ニヤついてるのよ。全然反省してないじゃない」
今宵のため、そこに上手く刻めるものか”てすと”を致さねば
「やっちょっと何するのよ、下ろしてよ」
「イムジャ、これは貴女がよくいう、”てすと”のためです。何事も、”てすと”する事が、重要だとイムジャが言っておるだろ」
抱え上げたウンスを、にやにやと頬を引き、見下げるチェヨン
「ちょっと、何訳の分からないことを。あぁ、やだ、その顔は!あなた、まさか…まさかじゃないでしょね」
「その、まさかだといったら?」
「今日は本当に駄目!だって、ワンビママがお呼びなのよ、行かなくちゃ」
「イムジャ、その姿ではまずかろう。むしろ、休むべきではないか?」
「……」
「ちょっと、これ以上増やしたらしょうちしないわよ」
「なんら、問題ありません。そのための”てすと”です」
「さっきから何よ、テスト、テストって」
「見えぬ場所にしかと…」
「はっ、あなた、まさか…」
「何度、まさかと言えばよいのだイムジャ。だから、その、まさかだと言っておるではないか」
どっちの、まさかも結果は同じ
「だめっ、ダメ!絶対だめよ!」
「ではイムジャ、目立つのと、目立たぬのどちらが良いというのだ」
「ちょっと、そういう問題じゃ…」
「目立たぬ場所を探さねばならぬだろ」
「そもそも、つけなければいいんでしょ」
「嫌です。俺に与えられた権利です」
「やだ、なんの権利だと言うのよ」
「夫の故の権利です」
「もう、この減らず口。おろしてよ」
「暴れても無駄だ。実験対象が居らずして”てすと”は成り立たぬ。逃がすものか」
その後ウンスさんの叫び声が
響いたのは言うまでもなかった
おわり

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選挙速報:
24票が鉢巻テジャン、19票が現代風テジャンです。この2候補の争いか??こちら無期限でエンドレスでずっと受付していきたいと思っています 回答者数、100人越えたいなぁ~。



*スマホから見たら
何故か円グラフうつらず…
⬛回答数、上から
1話濡れ髪テジャン
(6票/7.1%)
武士風テジャン(前半)
(15票/21.7%)
鉢巻テジャン(中盤)
(24票/34.8%)
現代風テジャン(後半)
(19票/27.5%)
デコッぱちテジャン(*)
(2票/2.9%)
赤月隊時代の若者ヨン
(3票/4.3%)
*幻テジャンの記事参照
こんばんは
りおです
好きなテジャンの髪型教えてアンケートをしたいと思います
以前、コメント欄で回答して頂いた事がありますが、もっと気軽に参加できるようにしましたアンケート回答はこちらから
このブログのコメント欄ですと、恥ずかしくてコメントなかなか書けないという方。こちらは、完全に匿名で投稿できますので安心して、ぜひコメント付きで、ご参加ください
アンケートの集計結果をより正確なものにするため、お一人様1回限りの投票となりますご注意を♪
皆さんの投票結果も見れますので、そちらもお楽しみくださいませ
25文字のコメント欄もご用意しておりますので、宜しければ好きな理由やおすすめ理由も教えてください
小菊を付けたヨンがいいとか、テホングンになった時のひげヨンが良い等、その他の場合もコメント欄にどうぞ
もし、皆さんに楽しんで頂けるようなら、もっと色々アンケートをして行きたいと思っています
やっぱり一番気になるのは、あれです…あれ…。私がやたらこだわっている、最終話の”宿屋”です(〃艸〃)
1.1話濡れ髪テジャン
2.武士風テジャン(前半)
3.鉢巻テジャン(中盤)
4.現代風テジャン(後半)
5.デコッぱちテジャン
6.赤月隊時代の若者ヨン
アンケート企画賛同して頂ける方…どうぞポチッとクリックの協力宜しくお願いいたします。
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こんばんは
りおです

今日はニックネームKGさんこと、きんぎょさんの第二弾です
本当に温まるストーリーが、きんぎょさんのお人柄を表しているような素敵な気分にしてくれます
私は今日は結婚式の二次会に行ってまいります、学生時代の遊び友達です。はっちゃけ過ぎないように自制できるかどうか…
本日の写真ですが、左がチェヨンの大きな手、右がウンスの手です
だけど、チェヨンだけがウンスを守るのではない…ウンスの手が誰よりも、そのチェヨンを癒してくれている…そうですよね

本日のテーマ写真:
私の手は誰よりもあなただけを守る
雨
夜中に降り出した雨音が、普段静かな部屋を騒がしくする
「ん・・・・ごめん・・・まって・・・いかないで・・・」
イムジャが魘(うな)されるのは、決まって雨の日。
どのような夢に魘されているのか
「イムジャ、イムジャ・・・」
俺はその日初めて、イムジャの肩を揺すり起こしてみた
「んん・・・」
額に軽く汗が滲んだイムジャが目を覚ますと、目の前に心配そうに覗き込む、チェヨンの顔に気付いた
「イムジャが余りにも魘されていたので…起こしてしまった」
そう言うとチェヨンは、ウンスの背中に手をまわし抱き起こした。
「ヨン、ありがとう・・・」
ウンスは夢に魘されたせいか、血色が悪いように見える
「いま水を持って参りましょう」
その場から立ち去ろうとするチェヨンを、ウンスは腕を伸ばし、ぎゅっと力強く服の端を、握り引き止めた
手の先のウンスの顔は、不安な表情でチェヨンに行かないでと、懇願しているように見えた
「イムジャ、何か話でもしましょうか」
普段ではありえないチェヨンの言葉に優しさを感じたウンスは
「大丈夫よ。その代わり少しの間、手を握っていて欲しいの・・・」
それを聞いたチェヨンは、ウンスの背後に周り抱きしめようとしたが
「ごめん・・・あなたの顔が見たいの。」
そう呟いたウンスの声に、表情を緩め向かい合わせに座り、ウンスが望むように手を握った
見つめ合う瞳にお互いが映る・・・
いまこの場所の時だけが、ゆっくり流れるように感じる・・・
「あなたの手は大きくて、私ひとりの為だけではなく、国を守り、チョナ、ワンビ、国民を守る手。だけど、本当は不器用な手・・・」
そう言うとウンスの頬に一筋の涙が流れる
チェヨンは握り締めていた手を解き、そっと涙を拭うと
「私の手は誰よりもあなただけを守る・・・そして約束しよう。この先もずっとあなたを守り続けることを・・・」
チェヨンはそう言うと、ウンスの手を取りぎゅっと握り締めた
今までざわついていた雨音は
いつしか優しい雨音に変わっていた・・・
互いの手が、互いを癒しあうそんな2人、素敵と思って頂けた方…どうぞポチッとクリックの協力宜しくお願いいたします。
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