【X'masナイト】 サンタからのプレゼント
(投稿者:玉子焼き様)


めっちゃ長編の妄想お話を送って頂きました こちらから どうぞ

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玉子焼き様のX'masナイト


サンタからのプレゼント、チェヨンが現代に来たら本当にこんな感じなんだろうなぁ~って、思いながら大変楽しく拝見させて頂きました

こたつに、蜜柑に、フォークに、トイレ、お風呂…チェヨンにとっても何もかも分からない事だらけ。確かに~!そうだよなと思いながら、ふむふむと読んでいきましたヨン

そして、このままプラトニックに、バイバイかと思いきや…

ちゃっかり、お酒の力を借りて、致しちゃうんですね

ドキドキしながら拝見しちゃいましたよ

でも、確実に訪れるそのタイムリミット…最後の回収係の業務的な対応がまたツボでした



チェヨン戻る。高麗にて


「はっ、俺は、なぜここに?」

恐る恐る目を開けると、先ほどいたはずの風景がない事に気づいた

そうだ、あの女人はどこだ…

慌てて左右を見回すも、俺はたった一人でそこにいた

確か俺は…

さんたくろーすとか言うオルシン、奇妙な動物を2頭連れた、赤い服の老人に追われていたのだ

そのオルシンから身を隠すため、とっさに王宮の控え室の扉を開けたはずだった

「ここは高麗か?戻ってきたのか?」

そして、その扉の先に、あの場所があった。あの場所はいったい…どこだったのだろうか

俺があそこで目にしたものは、今まで一度たりとも、見聞きした事もないような物ばかりであった

俺の世話をしてくれたあの女人…花のような香りに俺は心が奪われた

ここに帰らねばならぬ事は、分かっていたはずなのに

何故、あのように、思いのまま、あの人を抱いてしまったのだろうか?

あの人は今どのような思いで、過ごしておるのだろうか

そう思うと胸がチクチクと痛む

もしくは、すべてが夢だったのだろうか?

しかし、今この体に残る、あの女人の感触…夢だとは到底思えぬ

では、やはり現実だったのか

現実なれば、来年もまた、くりすますとやらに、またあの方にお会いできるのか…?

それならば、俺はまたお会いしたい

「さんたくろーすとやら、またいつの日か、俺をあの方の所へ、送ってもらえぬだろうか」

チェヨンは天を見上げて、天の星に願いを込める

腕に残る、女人の残り香を思い出し、寂しそうな顔で微笑んだのだった

ん?

しかし、今思えばあの女人

やけに見ず知らずの俺によくしてくれた

最初から、俺の体が目当てだったのでは?

俺の身を洗い、食事を与えて、

もしや、それもすべて”オレ”欲しさに

やけに、何度も何度も求めてきたような…

疑わしい

まぁ、良い

俺もあの方を、この胸に抱き、一晩中思いのままに…

くりすますの良き日を、過ごせたのだから

来年は

もう「前ふり」は必要あるまい

さんたとやらに、俺の身を届けてもらい、

心行くまであの方と

共寝をして過ごそう

チェヨンはニッタリとほほ笑んだのだった



玉子焼き様へのお礼のお話です
本当にありがとうございました


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【X'masナイト】 冷笑
(投稿者:チュホンさん)



兄が死んだと聞いた。

家を飛び出した兄が人斬りである隠密集団に居るらしいと、風の噂だった。

久し振りに再会した兄は一太刀だけ受けていた。誰かが躊躇い無く、簡単に兄を殺した。

兄のことは好きではなかった。

それでもこれが、私に残された家族の最期だと思うとやりきれなかった。

日が経つにつれ、兄の記憶は優しいもので溢れていた。

本当に一人きりになった私は孤独で寂しかった。家を出る兄を引き留めれなかったことが悔しい。兄を斬った奴が恨めしい。

気が付けば兄の形見になった剣を手に家を出ていた。

兄の仇を討つ相手、チェヨンが目の前にいる。

女には不釣り合いな剣を手にし、重さのせいで鋒が定まらず、鍔が不安定な音を鳴らす。

ヨンは女の目を見て悟った。憎しみの炎を携えた瞳だった。

女は無言でヨンに斬りかかろうとするが、側に控えていたチュンソクに剣を叩き落とされ後ろ手に捻り上げられる。

正面には、テマンが手刀を首筋にあてがい命が下るのを待っていた。

「隊長、どうしますか?」

「素性を吐かせろ。」

女は薄手の粗末な下衣姿で手枷を付けられ、むち打ちにあう。

何度も降り下ろされる鞭の痕は紅く、皮膚が盛り上がってくる。

繰り返される苦痛に女は息を乱しながら耐えていた。

次第に女の意識は遠退くが、全身に水を浴びせられ意識を手放すことさえ許されなかった。

冷たい水が服を濡らし肌に張り付き、女の体が見えるのではないかと思う光景になる。

隊員達の好機な目が女に集まった。

それを一蹴するように女は睨む。強い、生きている目だとヨンは思った。

ふいに女と目があう。

いったいいつまで耐えられるか。

ヨンの口元は冷笑していた。


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チュホンさんのX'masナイト


はい、ヨンにしてほしい事
「冷笑」してほしい

そう答えた、チュホンさん

もうチュホンさんのおかげで、私の頭の中は、チェヨンの冷笑でいっぱいですよぉ。

今年の2014年、シンイ流行語大賞にもノミネートされそうなほど、マニアックな趣向

冷笑してぇ、蔑んでぇ、拷問にかけられていてもいいから、ヨンに見て欲しい

24時間でいかにヨンの印象に残るか…まさか、そんな禁断の手に出るとは

でも、舐めくさった顔も、敵を蔑んだ顔も実はかなり好きな私…

実際に、冷笑受けたら、「はぅっ 」って一番に打ち抜かれてしまうかもしれません



拷問場にて

その女は激しい拷問にもかかわらず一言の、悲鳴すらもらさなかった

まるでこうなる事を予測していたかのように、歯茎をぐっと食いしばり、その痛みに耐える

そして、時折目が合うと、憎しみの炎を燃えたぎらせるように、ただ俺を強く睨み付けたのだ

「駄目です、吐きません」

チュンソクが俺に指示を仰ぐ

冷たい視線で見下ろすと、相変わらずこちらをまっすぐに見上げて、睨み付ける女の顔に、どこか見覚えがあるのに気づく

「お前はどこかで…」

俺の言葉に、その女は薄笑いを浮かべた

その目に胸がドクンと鼓動する

「もしや、あの時の…」

そうか…
チェヨンは大きなため息を一つ洩らした

あの者と似た目をしている。俺が斬った、人斬りの隠密集団にいたあの男と…この女は、もしや兄妹か?

俺は剣を握り、人の命を奪うときに時折考える…俺が命を奪った、この者にも、きっと待つ家族がおるのだろうと

この女からしてみれば、人斬りをしている兄も、兄の命を奪った俺も同じだ…

睨み付ける女を直視し、チェヨンは自嘲気味な笑いを浮かべると、チュンソクに視線を戻し、目で制し拷問を止めさせる

「二度とこのような馬鹿な真似をするな。同じことがあれば、次は命がないものと思え」

チェヨンはそういって、着ていた自分の上衣の紐を解いて、その女の躰を覆い隠すように、投げかけた



  数日後の事

「なんだと?またあの女が来ておるだと?」

チェヨンは眉間にしわを寄せ、困惑の色を浮かべる

「目的はなんだ?」

「その…隊長に拷問をしてもらいたいと…」

はっ、俺に拷問せよと?なんとふざけた事を申すのだ、冗談じゃない俺はそんな暇ではない

「隊長に拷問してもらえるまで、一歩も動かぬと…」

「チュンソク、お前が適当に、いや、しっかり、二度と足腰立たぬように打ちのめせ」

「それが…隊長でないと嫌だと。ご指名で…」

「しっ、指名だと?ふざけるな、ここを何処とはき違えておるのだ。ウダルチを馬鹿にするのもいい加減にしろ」

「さらには…」

チュンソクが口ごもる

「さらには何だ?」

「拷問具は、鞭(むち)や、蝋燭を使って欲しいと…。隊長、用意しますか?」

「お前は馬鹿か!なに、注文をそのまま受けてきておるのだ」

「それすら叶わぬなら、せめて拷問される姿を、隊長に見て頂きたいと…」

「ハンッ、俺に”視監”せよと?冗談じゃない願い下げだ」

その後チュホンは、ウダルチのイケメン隊員たちに、抵抗むなしく、路上に投げ飛ばされたのだった


チュホンさん
ヨンの拷問はまたの機会に
by りお


*チュホンさんの名誉のためにお伝えしますが、おまけのお話の下りは、完全なフィクションです。チュホンさんの嗜好ではございません。

ドSを豪語しているチュホンさん。ねぇ、ねぇ、りおちゃん、私、チェヨンに使われるより、使う方がいいんだけど…なんて笑っていいそうで怖いけど…



チュホンさんへのお礼のお話です
本当にありがとうございました


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ぎゃ…間違えて全公開してしまいました…。アメブロさんの規制で引っかからなければこのままにしておきますが、2は、一般記事では、書けないたぶんFC2で書くので、アメ限定となります



こんばんは
りおです

タイトルからして、わかるかと思いますがパロディです ご理解ある方のみご覧ください


本日のテーマ写真:


あら、この木ツリーにぴったり



「ちょっと!トクマン君とチュモさんでしょ?あなたたち、こんな事して、ただで済むと思っているの?キャー、離して、止めてよ、何するのよ!」

「ひぇぇ…どうか、医仙様お許しを」

よく知ったはずの弟的存在、トクマンからは、蚊の鳴くようなか細い声で、悲痛混じりの声が耳につく

チュモさんも必死の形相で、私を何とか抑え込もうとして、懐から用意した紐を取り出していた

ちょっと、どうなっているのよ

ヤダ、助けて、なんなのよ!

私は懸命に暴れるも、男たちの力に敵うわけがない。あっという間に手首を縛られて、口も声が出ないように紐を噛まされる

「こっ、これしか、てっ手がないから…」

おまけに、白い袋の外から、慌てた様子の、テマンさんらしき人の声も聞こえてくる

「首尾よくいったか?」

「はい、テジャン」

えっ、嘘

この声はチュンソクさん?

ちょっと、チュンソクさんまで?一体全体どうなっているのよ!!!

その日、屋敷でクリスマスの飾りつけをしていた私は、ウダルチの男たちに、いきなり捕えあげられ、白い大きな袋に詰め込まれたのだった



24日夕方屋敷にて

クリスマスのその日、部屋で一人飾りつけをしていた私

先日、山に行った時、モミの木に似た木を見つけたウンス。嬉しくなってチェヨンにねだり、それを持ち帰っていた

このツリーもどきの木が、無事に手に入ったから、後は可愛く、飾りつけをするだけね!

オーナメントはないけど、紙で作った輪飾りとか、紙風船をね…こうやって糸で止めていけば

ウンスはパンッと両手を合わせる

ほらっ、やっぱり可愛い

思った通りだわ

にっこりとほほ笑んではみたものの、完成したツリーを眺め、顎に両手をあて、ため息をついていた

はぁ…

ここ、しばらくの間、もう1週間ね。ヨンァとまったく口を聞いてない

せっかく二人のクリスマスなのに…このツリーで仲直りできるかなぁ…

だって、あの人ったら、本当にひどい!勝手に私の勤務時間を、短くするなんて決めちゃって

本人の私に、一言の相談もなく、人妻になったからって、何よそれ…ありえない…そんなの横暴すぎる

おまけに既にチョナや、叔母様にまで根回ししちゃって、私はそんな、特別待遇なんて受けたくない

あまりのムカつきに怒りを露わにするも…

夜遅くまで、男性医員たちと過ごすなど、この俺が許せるわけがなかろう、俺の気持ちも考えてくれとか言って

すっかり旦那面しちゃって
あの人は、一歩も譲らなかった

そうして、私たちはもう1週間も、言葉を交わしてなかった


その日の昼の事

「もう限界だ…。このままじゃ俺たちが殺される。訓練という名の八つ当たりだ」

「苛立ちの原因はやはり…」

「そうだ、間違いない、あの方だ。あの方、医仙殿への禁断症状だろう」

「何日目だ?」

「かれこれ、1週間になろうかと…。今回は口も聞いてもらえぬようで…トギの話だと、医仙殿もかなりご立腹のようだ」

「あっ、おっ、俺いい、あっ、”あいでぃあ”がある」

「なんだテマン?”あいでぃあ”とは、良策の事か?」

「その、おいら、トギから聞いたんだ…。その、天界には”くりっくりっくりっすます”って言うものあるって」

「くりっくりっくりすます?」

「そうだ、それには、”けえき”という物が必要らしい」

「”けえき”とは、どのような物だ?」

「その…情人達が、ちょうど今頃の時期の夜に…その…柔らかな物の上に、くりいむを載せて、食うらしい」

「情人達が、夜に食う?お前、馬鹿か、夜に食うと言えば、食うものは一つだろう」

「柔らかなものというのは…まさか…」

「夜に食う柔らかなものと言えば、それしかあるまい」

「では、くりむとは、どのようにすればよい。そのような物知らぬ」

「そういえば、くりいむとは、甘いエキスのようなものだと、前に医仙様が言っておったぞ」

「甘いエキスだと?」

「では、天界では、その…夜に…柔肌の上に、甘いエキスを乗せて、情人達が、それを食らうのか?」

「では、テホングンのお好きな、栗を煎じてとろみを付け、くりいむにして差し上げたらどうだ?」

「それだ、その策しかない」

「そうだな。それなら、きっと、テホングンのご機嫌もよくなろう」

「まぁ、あの方の苛々は、いわば医仙様への禁断症状。つまりは、欲求不満からくるようなものだ」

「医仙殿を食ろうて頂ければ、発作は収まろうというもの」

「おい、お前食うなどと人聞きが悪い…」

「馬鹿、鬼神と恐れられておるが、あの方も所詮は血気盛んな、若い男だ」

「で、いつ決行する?」

「早い方が良い、そうでないと、怪我人がこれ以上増えては…」

「では今宵、決行しよう。お前は、くりいむの準備を。トクマンと、チュモは医仙殿の確保を頼む」

「皆の者、手を抜くなよ。失態をとれば、かえって大変な事になる。慎重に事を進める様に準備せよ」

「しかし羨ましいなぁ、あのような、美しいお方を…その、くりいむを乗せて食う事ができるとは」

「ばっ、馬鹿そんな事、気軽に口走るな!万が一、テホングンに聞かれでもしたら、その場で斬り捨てられても文句はいえぬ」


その時、背後から寒気がするような、張りつめた空気が辺りを包む

「おい、お前たち何、油を売ってるんだ!そんな暇あるなら、俺が稽古の一つでもしてやろうか?」

気配を消してあらわれて、チェヨンの苛立ち、刺々しい雰囲気が、その言葉尻から既に漂いまくっていた…

隊員たちは、とばっちりを受けてはならぬと、一目散に蜘蛛の子を散らすように逃げ去っていった






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【X'masナイト】 東京タワー
(投稿者:ソフィー様)




東京タワーで 待ち合わせしていたが 600年の時を超えて、探しに来てくれたが ヨンが 私を見つけてくれるか心配していたら、 どんなに変わっても 俺にはわかると、抱きしめてくれる


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ソフィー様のX'masナイト

ソフィーさんへのお近づきのしるしに…本当に短いですが…。


600年の時空を超えて現代へ

あの日、天門が二人を引き離した

キチョルあいつに、イムジャは無理やり天門に押し込まれ、そこが放つ光に引き込まれるその瞬間、俺に向かって叫んだ

「ヨンァ、クリスマスに迎えに来て!絶対…東京タワーで待っている!」

それが俺の耳に残った、イムジャの最後の言葉だった

そして今、俺は600年という、とても長い時を超えて、イムジャが住む”未来”という世界に立っていた

ある時、山で賊に襲われていた、赤い服に白ひげの老人を助けた

その男が、”くりすますまでに帰らねば”と、イムジャが言った”くりすます”その言葉を発した

八方ふさがりだった。天門の開くタイミングも分からねば、イムジャからの沙汰も全くない

その言葉を聞いた瞬間、全身が震え、頭にカッと血が上り、食いかかるように詰め寄った

オルシンは俺に訳を尋ね、その男に過ぎし日の事を告げると、助けたお礼だと、奇妙な2頭の動物を連れ、”そり”という乗り物に俺を乗せてくれた

その乗り物は、驚くべきことに、”たいむましーん”というのだとか

門の開く時期ではない、光を放たぬ、天門をくぐると、突然、辺り一面が鮮やかな藍色の光で包まれる

その”そり”という、”たいむましーん”のおかげで、俺は時空を超えて、高麗より遥か彼方にやってきたのだ

赤い服を着たそのオルシンは、そのままの格好ではまずかろうと、俺にイムジャが住む世界の衣類を与えてくれた

”くりすますぷれぜんと”だと言って、優しく笑い、俺に衣服を手渡した

それを身にまとい、こうしていると俺も、ここの住人に見えるやもしれぬ…




少し気恥ずかしく、照れくさいような気持ちで、俺は人ごみ溢れる ”東京たわぁ” の周りを歩きまわった

そして俺はついに見つけた…

あの人を見つけたんだ

ずずっと引きずるように、1歩、2歩と、歩き出すが、気持ちが抑えきれず、途中からは駆け足となり近づいていく

その人の前にたどり着くと…

「イムジャ、イムジャですね?」

こみあげてくる熱い想いを、何とか堪えて、やっと言葉を吐き出した

イムジャは、まるで俺が来ることを分かっていたかのように、こちらを向き笑みを浮かべて

「ヨンァ、本当に来てくれたの?」

その人の眸からじわりと涙があふれ出て、震えた声で懸命に答えた

「私、私、あなたが、見つけてくれないかと思ったの…ほら、私、あの時より、だいぶ若いのよ」

「どんなに変わっても 俺にはわかる」

長く待たせ不安な思いをさせてしまったのだと、悲痛な面持ちで、そう言ったヨンァは、私の肩を引き寄せてぎゅっと抱きしめてくれた

私が天門に無理やり入れられ、高麗から、ここソウルに戻った時、年齢が20代前半とだいぶ若くなってしまっていた

でも…1年、2年とたってもあなたは迎えに来てくれなかった…

もう駄目かと思っていた

きっとヨンァは私の事なんか忘れちゃっているか、もし迎えて来てくれても、私が分からないのではないかと…

そうして4年の月日が過ぎたの

クリスマスって言っても、あなたはその言葉の意味が、分からない事に後で気づいた

だから暇さえあれば、私はこの東京タワーの前にきて、一日中あなたを待っていた

「だいぶお待たせしてしまいましたか?」

「4年かな…あなたは?」

「4年ですか…イムジャはそんなにも長い間、俺をここで待っていてくれたのか?」

「俺は…たった…1年です」

そういうヨンァを、今度は私が引き寄せ、ぎゅっと抱きしめる

待った年月が、長い短いなんて関係ない、会いたいって想いは、二人とも同じなんだもの…

ねぇ、ヨンァ、私を抱きしめて…

そして、一晩中、抱いて…

今までの時間をすべて取り戻せますように

その夜ソフィーは二人幸せな時を過ごしたのだった



ソフィー様へのお礼のお話です
本当にありがとうございました


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おはようございます
りおです

先日、3日限定で、[乙女だらけのクリスマスParty♪LOVE♥信義]というアメブロのグルッぽでの、シンイ廃人のためのイベントを開かれておりました

350名を超える多数のシンイファンが集まったイベントでした。りおも、ちょこっと参加してきました

そのイベントで、1000文字以内で、決められた文章を入れて、お話を書こうで書かせて頂いたものをアップしました。

色々な方がお話を書かれていましたので、ご覧になった方も多くいらっしゃるかと思いますが、24日ホワイトクリスマスって事で、一応アップさせて頂きました

加筆しようと思いましたが、1000文字以内が趣旨だったので、そのまま載せちゃいます



本日のテーマ写真:


ん?何故そのような声を??


今年初めての雪がしんしんと音もなく降り積もり、あっという間に辺り一面を銀世界に変えてしまった。

ウンスは出仕するチェヨンを見送ろうと、庭に出た途端、嬉しそうな声を上げ飛び跳ねた

寒がりのイムジャが何故そのような声を?とチェヨンは少し不思議そうに様子をうかがった

「イムジャ、寒いのは好きではなかろう。なぜ、そのようにはしゃいでおるのだ?」

チェヨンは問いかけながら、そこに立つウンスの背に身を添わせると、そのままウンスの身を温めるように抱きしめる

ねぇ見てヨンァ

「何か別の世界にいるみたいでしょ?」

「別の世界ですか?」

「えぇ、そう。別の世界。」

きらきら光る雪が、辺り一面を覆い隠して、人っ子一人いないこの場所で、まるで、あなたと二人だけが、この白い銀世界にいるみたい

雪が辺り一面を覆い尽くして、天界でもない、高麗でもないような、違った世界のように見えるのだった

私たちだけの二人だけの世界で…

あなたとたった二人きり

こうして年月を重ねられる幸せ

ウンスは今年も降り積もったその雪に、また想いを巡らせる

肌に触れる冷たい空気を感じながら、背にいるチェヨンの存在を感じて、胸がじーんと温かくなる

ウンスは幸せそうに
ほほ笑んだのだった

ウンスはソウルでの事を思い出す

「寒いと思ったら雪が降ってきたわ」

空を見上げれば、チラチラと雪が降ってくる

雪は好きじゃなかった

だって寒いし、通勤には影響が出るし、そのあとだって凍ったり、転んで恥をかいたことも

でも、雪の中であなたと過ごす幸せを私は知ってしまったの

ふふふっ

だから雪も悪くないのよね

「雨も好きだけど、雪も好きよ」

帰ったら雪合戦決定ね

今年はヨンァが戻る前に、

たくさんの雪の球を作って隠しておかないと…

ウンスはおどけた顔を隠して、悪戯に笑ったのだった



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