先天性眼瞼下垂の手術として「筋膜移植による吊り上げ」があります。
筋膜移植は
①長掌筋腱
②側頭筋膜(通常、深側頭筋膜)
③大腿筋膜
④人工物
のいずれかを瞼板と眉毛の間の皮下に移植する手術です。
先天性眼瞼下垂で重度の場合は挙筋機能が悪い(もしくはない)ので、通常の挙筋前転を行っても瞼は開きません。
この場合、苦肉の策で眉毛と瞼を皮下でつなげてしまい、言い方は悪いですが「無理くり瞼を開かせる」手術です。
特有の症状が出てきます。
・目を瞑るときに、眉毛を下げないと瞼が閉じない
・そもそも目が閉じにくい、タイムラグがある
・凹みなどが出やすい
などです。
ですが、先天性の場合は致し方ないとい事情があります。
今回の患者様は他院で通常の挙筋前転法を受けたそうですが、術中の判断で急遽「筋膜移植」を受けたそうです。
ただし、特殊な方法であり通常の筋膜移植とは異なる方法でした。
修正内容としては、筋膜移植を解除して通常の挙筋前転に戻しました。
挙筋機能が期待でき、かつ少しでも瞼が開くようにいくつかの工夫を行なったためです。
写真比較です↓
術前にあった独特の症状は改善しました↓
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『二重修正(眼瞼下垂)』
費用:58~98万円(税込)。片側の場合は60%支払いです。微調整手術は無料です。モニター制度もございます。
リスク、副作用:腫れ、内出血、二重の乱れと消失、縦シワ左右差、傷痕、視力の変化など