瞼を薄くするにはどうしたら良いか？！
方法はいくつかあります。
①皮膚切除
②眼窩脂肪切除
③Roof切除
④眼輪筋切除
⑤隔膜切除
・・・etc
今回はよく行われる『眼窩脂肪切除』『Roof切除』について深掘りします。
このネタは以前の投稿ネタの続きです。
眼窩脂肪切除するのは簡単です。
イラストをご覧ください↓
プクっとしたものが眼窩脂肪です。
写真で見るからに取りやすそうですね。
周りの組織に癒着しておらず（くっついていない）、引っ張れば出てきます。
全切開せずにも部分切開や埋没の時に開ける小さな穴からも切除可能です。
それに対してRoofは↓
つぶつぶした脂肪です。
一体となった脂肪ではなく、また周囲に癒着（くっついている）してます。
癒着を剥がさないと切除できません。
こちらの方が表面にありますが、主に眉に近い部位に多いです。
切開部位は二重線つまり、まつ毛側ですので、眉に向かって剥離を広げる必要があります。
そのため、Roof切除は簡単にできません（といっても慣れていれば大した手技ではありませんが）
取ったRoofもぶつぶつとした脂肪であり、眼窩脂肪のように『バエ』感がありません。
これがSNSで脱脂がブームとなるのに、Roof切除が話題になりにくい要因かと思います。
ですが、
＜効果＞
Roof切除＞眼窩脂肪切除
＜リスク＞
眼窩脂肪切除＞Roof切除
となるケースが多いです。
もちろんケースバイケースなので、眼窩脂肪切除が効果的な人もいますし、Roofがあまりない人もいらっしゃいます。
私が言いたのは・・・
『厚い瞼＝眼窩脂肪切除』とは限らない！！
これです。こう謳っている医師が多いかと思います。
特に
『埋没＋眼窩脂肪切除（脱脂）』
これは私は完全にアンチです。
眼窩脂肪切除は適応と適量を見極めるのが難しいです。
それを盲目的（埋没なので）に行うなんて・・・
仮に埋没がうまくいったとして、将来切開するの時に眼窩脂肪がないという事態を考慮していないのでは？！
と考えてしまいます。
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