鼻中隔延長や鼻尖縮小・形成などでOPEN法を用いられることがあります。
OPEN法とは鼻柱(専門用語はびちゅう)と呼ばれる部分を切開する方法です。
各解剖の名前はこちら↓
OPEN法はClosed法の鼻の中の切開に加えて鼻柱も切開する方法になります。
OPEN法のメリットは何と言っても手術中の視野が良いことです。
と言いますか、昔ながらの手術はOPEN法です。
Closed方が後から出てきた新しい術式です(おそらく)
Closed法は各軟骨はほぼ見えません。軟骨を引っ張ったり、皮膚を寄せる(鼻先を押して曲げる)ことによって各軟骨の形を判断します。
細かい軟骨の組み立てには向かないのがClosed法です。
その他のOPEN法・Closed法のメリットとデメリットは以前のBlogをご参照ください↓
肝心なOPEN法の傷跡ですが・・・
ちなみに鼻柱の傷は真っ直ぐ直線には切りません。
・拘縮(傷が縮む)のを予防するため
・正中の目印となるため
です。
まずは経過からご覧ください↓
1ヶ月ぐらいでは、まだ傷跡が赤くて多少気になるかもしれません。
大体3〜6ヶ月で見てもよくわからなくなります。
その他の患者様の写真です。
いずれも
上:術前
下:術後6ヶ月
キレイではないですか?
これは私の技術がどうかではなく、鼻柱は傷が目立ちにくい部位だからです。
傷跡ができるのが嫌でClosed法を選択するのはやめましょう。
中途半端は鼻の形になります。
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