私は鼻整形手術を耳鼻科医と一緒に行うことがあります。
理由は
鼻の機能も改善させるため(術後の鼻詰まりを防止)
です。
日本では(海外でも?)鼻の美容整形は美容外科医(形成外科医)が単独で行います。
ですが、術後に「鼻詰まり」を訴える患者様は多いのは事実。
鼻詰まり=耳鼻科
ということで、美容整形後に耳鼻科に受診して治療を希望される患者様が多いようです。
困ったことに、この事実を美容外科医はあまり把握できていない(可能性がある)ことです。
だって、術後健診で患者様に「鼻詰まりがする」と言われても我々美容外科医では検査もできなければ、評価もできません。
もちろん、術前に「鼻詰まり」の可能性は説明しているとは思いますが、対処ができないのが事実です
「餅は餅屋」というぐらいで、「鼻詰まりは耳鼻科」なのです。
そして美容整形(自費診療)後の鼻詰まりの治療は保険が通りません。
正直、こっそり保険を通している患者様も医師もいらっしゃるとは思いますが・・・
はい、困ったものです。
これを打破すべく、私は耳鼻科医と一緒に鼻の美容手術を行うようになりました。
元々、私は形成外科に勤務時代(5〜10年前)
慈恵医大形成外科の『鼻中隔外鼻クリニック(当時は今と名前が違いました)』という耳鼻科と形成外科がコラボで鼻の通りを治すグループの初期メンバーでした。
こちらは保険治療ですので、美容目的ではなく機能改善がメインの治療でした。
と言っても、怪我や生まれつき鼻が曲がっているのを真っ直ぐに整えるなどの美容的概念も少なからずありました。
私が現在、コラボをお願いしている耳鼻科医は
武田耳鼻咽喉科の『武田桃子』先生です。
写真はネットから拝借しました汗
彼女も『鼻中隔外鼻クリニック』の初期メンバーの一人です。
私と同期の先生です。気の強い女医さんです(怒られそう笑)
よく一緒に手術を行なっていて、耳鼻科外来に行き来してました。
耳鼻科医は鼻の中を内視鏡を用いて手術を行います。
我々とコラボで行って頂く内容は
鼻中隔弯曲矯正術(びちゅうかくわんきょくきょうせいじゅつ)
下鼻甲介粘膜切除(かびこうかいねんまくせつじょ)
通称「デビ・コンコ」です。
これを今まで盲目下で美容外科が行なっていたのを、専門家である耳鼻科医に行って頂くという流れです。
今後、耳鼻科医とコラボする流れは広がっていくと思います。
詳しいお話は、まだ今度!!
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