糸リフトの効果は1年程度と言われています。
しかし、「この糸は溶けるのに2〜3年かかる」もしくは「溶けない糸リフト」などもありますよね?!
どんな糸でも約1年、長くても2年程度で戻る印象(私の中で)あります。
つまり
『糸が溶ける期間≠糸の持続期間』
ということです。
それでは何故「糸リフトが戻る」のでしょうか?!
理由について説明します。
これは私の持論です。全てが正解ということではないかもしれません。
同業の先生方、もし間違っていたりご意見があればコメントを頂ければ幸いです。
糸リフトが戻る理由①
糸のコグに引っかかっている組織(主に脂肪か筋膜)が外れる
これが最大の理由だと思います。
イラストをご参照ください。
糸リフトはイメージとしてはスポンジ(脂肪)の中にトゲトゲ(コグ)の糸を入れて引き上げた状態です。
重力に反して、やや無理くり引っ張っています。
重力もですが、お顔は動きます。表情が豊かな人ほど動きが激しく戻りやすいかもしれません。
その他に顔を擦ったり、マッサージをすれば確実にコグから外れます。
糸リフトが戻る理由②
糸が切れる。
糸が溶けるのは糸の材質によって異なります。
PDO 半年程度
PCL 2〜3年
PLA 2年程度
それぞれメリット・デメリットがあり術者が使い分けます。
これはあくまで完全に溶ける(であろう)期間であり、糸の張力(引っ張る力)の持続期間ではありません。
つまり、その期間より短い期間で「切れる」可能性があります。いや「切れる」でしょう。
糸リフトは早かれ遅かれ戻ります。
これは悪いようにも聞こえますが、万が一「うまくいかなかった」「期待する形ではない」としても、時間が経てば戻ります。
これはメリットでしょう。
切開リフトである「フェイスリフト」にはないメリットです。
「フェイスリフト」は戻りません(老化は止められませんが)。
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