ミューラー筋は自律神経支配です。

↑この話は昨日のblogネタです。読まれていない方は一読お願いします。

 

 

ミューラー筋はどこにあるかというと・・・↓

眼瞼挙筋(挙筋腱膜)の眼球側にあります。

 

さて

自律神経は交感神経・副交感神経と2つの支配があります。

 

また

瞼は非常に血流が良い部位です(と言いますか、顔全部そうです)。

手術の際には出血が多いです。

そのため、局所麻酔の中に「止血剤」を混ぜて注射するのが一般的です。

この「止血剤」は血管を収縮させて止血を促します。

血管を収縮させるのは「エピネフリン」はアドレナリンホルモンの一種で交感神経を誘発します。

 

つまり

止血剤⇨エピネフリン⇨交感神経優位

となります。

 

さて、この止血剤がミューラー筋に到達するとどうなるでしょうか??

 

『交感神経優位』

となり

『瞼が過剰に開きます』

 

ということで、手術中・・・想定より瞼が開いている状態になります。

この状態で、開きを微調整すると、局所麻酔が切れる頃に瞼の開きが下がってきます。

 

オーマイガー涙

 

ミューラー筋の手前には挙筋腱膜があるので、そんな簡単に局所麻酔は到達しません。ですが、到達する場合もあります。

特に他院修正など「挙筋腱膜が正常な状態でない」と通常通りに行かないことがあります。

 

 

これが『眼瞼下垂手術の左右差』の原因の一つです。

しかし!!

もっと他にも重要なファクターがあります汗

 

またblogネタにします。

 

 

 

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